インターンシップ中しか得られない経験をしよう

午後9時に寝て夜0時にミルクで起き、午前3時までメール処理などして二度寝。午前5時に娘が起きたので起こされたのだが、朝日が出るとどうしても寝てくれないので、寝るなら午前2時までか……。

最近朝6時半に散歩に出かけるのだが、この時間だと近所の公園でラジオ体操と太極拳をしている人たち(リタイアした人たち10人ほど?)がいる。毎日赤ちゃんを連れて散歩に来ているな、と思われているかもしれない。

午前中、10時半から朝のミーティングにしたので研究室に来たところ、自分が一番乗りだった。11時までに学生が3人ほどバラバラと来た(夕方までに、インターンに行っている人たち以外は全員来た)が、学生がいないのに研究室で仕事をするのはちょっとドキドキした。

午前中はみんなが今日なにをするのか聞いてから、メールの読み書きをしたり。大学院の授業の課題提出が迫っているようで、並列分散処理の授業の課題を聞いたりする。実際にソートなどのコードを書かせる課題のようで、おもしろい(自分は助教の1年目で時間のあったとき、書いてみたりした)。こういう授業、M1じゃなくてB3でやればいいのにな〜(単位が足りている、あるいはGPAを下げたくない、というので履修しない人が多いのは、返す返すもったいない)。

13時から隣の研究室と合同ミーティング。自然言語処理の専門家がいなかったので、これまで既存のツールを使うだけだったが、せっかく近くに隣接分野の研究室があるので、一緒にやりましょう、というお話。特に自然言語処理はいろいろと背景知識が必要だったりするので、協力できるところは協力したい。学生たちも交え、実際にデータを見てあれこれ議論するのは楽しい。思ったほど汚ないデータではなかった(笑)が、ちゃんと使ってくれる人がいる仕事はやりがいがある。

ただ、研究室的に Java だそうで、研究で使うメイン言語が異なると、なかなか実装レベルの協力がしにくいな、と思う。やっぱり Python をメインに使う研究室のほうが、一緒に研究しやすい。Scala とか Clojure とか、勉強しようと思っても毎回挫折する……。

あと、研究的には今日は SRILM の make-big-lm のオプションをいろいろと調べた日であった。結局 Kneser-Ney スムージングはコーパスが小さいなど場合によっては使えないので、Witten-Bell スムージングを使え、というのが公式 FAQ にも載っているファイナルアンサーのようである(汗)

夕方は武蔵溝ノ口に移動。今年は修士の学生が1人ホンダ・リサーチ・インスティチュートで、もう1人が富士通研究所インターンシップをしているのだが、後者のインターンシップで、学生の歓迎会をするのでサプライズで来てもらえませんか、とお願いされたのである。金曜日に「インターンシップに行く人は1ヶ月ごきげんよう」と言ったので、また会うとは思っていなかっただろう(笑)

そういえば、うちの研究室の大学院生は全員7月末までにホームページを作ること、と伝えたので、研究室メンバーのページが充実してきた。学部生はまだリンクができたくらいだが、時間のある人はこの夏に書き足して行くらしい。GitHub アカウントを作る、と全員宣言しているので、ぜひ GitHub アカウントにリンクを張って、がんがんコードを上げていってほしい :-)

歓迎会は最初10人前後だと思っていたのだが、お店に行くと「富士通の方ですか?30名様で予約されていますが、こちらですか?」と言われて不安になる。待っていると[twitter:@hjtakamura] さんと [twitter:@cacaho] さんが来たので、ここでよいということが分かったが、30人っていったい……。

結局のところ、富士通研の別の飲み会となぜかマージされてしまったせいだということが分かったが、あまり混ざらずぼちぼちと話す。うちの学生も含め、若い人たちが大学を離れて自分で元気にやっている姿を見てしんみり。親心というのはこういうものだろうか(実際親になったが、まだ全然そういう感覚はない)。助教のころは、そういう気持ちになったことはないなぁ。何が違うんだろうか? 

メンターの方にも(まだ2日目だけど)よくやってくれている、研究室でちゃんと教育されていますね、とおっしゃっていただくが、自分は環境を整えただけで、学生たちが自分で成長しているのだと思う(彼女には言語処理100本ノックのTAをお願いして、データの準備から何から何まで全部やってもらい、大変助かった)。

メンターの方から「D進を勧めないんですか」と言われたが、博士後期課程はやっぱり修士とは違うので、勧めはしないかなぁ。行きたいという人で、博士号が取れそうなら(あるいはエンジニア志望なので最終的には取れなくてもいいと思っている人なら)、止めはしないけど……。(NAISTにいたときからそうだが、博士に進学してもよさそうなぁ、と思う人がいても、こちらから勧誘はしない)