自然言語処理の研究は10年一昔

朝5時から少しだけメール処理する。最近午前2〜4時に娘が起きず、爆睡しているので、強い心がないと夜に起きて仕事ができなくなってきた。一応、2時半くらいに目は覚めるのだが、娘がミルクを訴えていないと、二度寝してしまう(日曜日と月曜日だけは、授業の準備があるので這ってでも起きるが、それ以外の日はしんどい)。それで、ミルクを訴えるのがだいたい4〜5時になるので、そこから起きる、という寸法である。

午前中は論文紹介で、

  • Deepak Ravichandran and Eduard Hovy. Learning Surface Text Patterns for a Question Answering System. ACL 2002.

を紹介してもらう。今となっては10年以上前で古き良き時代の研究だが、まだ機械学習全盛期に入る前なので、内容が分かりやすくてよい。1990年代前半と2000年代には、それぞれ再度読んでリバイバルできそうなアイデアがあったり、そうでなくてもしっかり書かれていておもしろい古典があったりするので、こういうのを多読するのもありだと思う。

自然言語処理の学生がぜひとも読むべき重要な論文リストも参考になるだろう。

昼休みはコース幹事のお仕事。そしてそのままコース会議。8月は定例のコース会議がないので次は9月だが、あっという間に前期が終わってしまった……。いまうちの研究室の学生部屋は(着任当初は学生数も少ないということもあって)他の教員とシェアしているのだが、遅くとも新年度までには解消していただけそうな感じ。秋からは台湾の留学生が2人滞在予定だし、スペース的には後期までに空けてもらえるとありがたい(来年度まで、まだ勉強会用のスペースを潰さなくてよい)のだけど、部屋も過渡期で空いてないし、厳しいかな〜。

夕方は Skype ミーティング。メールでやりとりするよりは遥かにいいのだが、やはり直截話すのと比べるとちょっとストレスがある(実験結果を渡してもらうのに、転送時間がかかったり、あるいは Skype チャットにコピペしたら Skype が落ちたり)。やっぱり思うのは可能な限り物理的に近い位置にいたほうが、研究は捗るということかな。