土日は家でゆっくりするに限る。最近は武蔵境に車で行くと疲れることが分かったので、もっぱら田無に歩いて行っている。田無は武蔵境や吉祥寺、三鷹のようなお洒落感はないが、ぼんやり散歩するにはちょうどよい。中央線沿線は親子連れでも育メンあるいは教育ママ風の必死な人が多いのだが、西武線沿線はもっと適当な人が多いので、楽なのである。そういえば、田無駅付近ではやたらジジババと遊んでいる子どもが多いし、子連れでも両親と一緒ではなく片方の親だけという場合も少なくない。そういう土地柄なのだろうか?
4月の誕生日祝いに親から「ご夫婦でランチでもどうぞ」とお小遣いをもらったので(もはや自分が子どもにお小遣いをあげないといけない年齢であるが……)、スマイルズというハンバーグ屋さんで食べる。平日は空いているらしいが、土曜日だったのでそこそこ混んでいてカウンター席。ここのハンバーグはおいしい! そもそも田無でご飯を食べたこと自体ほとんどなかったのだが、開拓してもいいかもしれない。田無の問題点は、ほとんどの(よい)お店が路地裏にあるので、存在を知らないと行けないところだけど……。
家に帰ってきて「日本語の考古学」を読んだりする。
- 作者: 今野真二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2014/04/19
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個人的に興味深かったのは第8章の、なぜ「書き間違えた」のか、という章で、書き間違い(写本するときの写し間違い)を分析することで、音韻の変化や元々書かれていた内容の推測ができる、というのはおもしろい。偶然入ってしまう誤りにこそ、筆者の無意識的な認知が反映され、そのような揺らぎをもった「正し」くないテキストに自分は惹かれるのかなと思ったりする。(ただし、このような分析をするためには、それなりの量のテキストがないといけないのが泣き所)