みんなで決めたことだと思考停止しない

朝は病院に寄ってから出勤。母と連絡取れないので携帯電話を持ってもらおうとしたら断られた。確かに、ボタンが2つ以上ある電子機器は使ってもらえないので、こういう展開は予想していたが……。

午前中は昨日開催できなかった研究会を開催する。研究紹介と、研究会の担当決め。とりあえず最初に割り当てを決めておかないと、何事も始まらないのである。

昼に Moses (機械翻訳のツール)のコンパイルとか使い方とかの相談を受ける。機械翻訳の勉強会をするかどうか迷っていたのだが、やっぱり開催した方がいいような気がする。機械翻訳を研究テーマにしないでも、(統計的)機械翻訳がどういう仕組みで動いているか頭の中に入れると勉強になるし、最近の動向として知っておくとよいと思うのである。

午後からはB3の応用実験という授業のガイダンスである。去年は右も左も分からないまま出ていたが、今年は多少わかるようになっており、成長を感じる(?)。4月からいらした S 田先生は、突然参加することになったけど、全くなにも分からないで不安だろうな……。

ガイダンスの前半は就職担当の T 間先生(今年度から教授に昇任された)が「これから就職活動をする人もいるだろうけど、理系の就職は修士まで進学した方がいいよ」という話を30分くらいする。全く同意なのだが、去年も思ったのは、そんなことを言わないと就職する人が多いのだろうか? ただ、女子学生の反応を見ると、こういう話をしないと当然のように大学院には行かず就職するつもりだったようで(ガイダンスで聞くことによって進学もようやく意識する)、それなら話した方がいいかなぁと思ったりする。女性は将来仕事を続けることを考えると、学部卒で就職するより大学院に進学した方がいいと思うし。

夕方は、注文していた Mac が届いたので、研究室に持っていく。これで学生全員分の計算機環境がようやく揃った。去年購入した Mac mini と今年購入した Mac mini は両方10万円以下に収まる最高のスペックのものにしたのだが、去年購入した Mac mini のほうが微妙にスペックがよい(消費税増税の影響ではなく、為替レートの変動による値上げの影響)。あとは勉強会に使うテキストか……。

夜はコース会議。いつもの部屋を予約したのだが、毎年度最初のコース会議だけは助教の人も参加するので、椅子が一つ足りなかった(汗)。それほど議題があるわけでもなく、1時間強で終了。都立大時代は延々続くこともあったそうだが、これくらいなら全然問題ない。毎度のことながら、K家先生の発言がおもしろい(笑)制度や授業を作った当初の意図も説明してくださるので、大変ありがたい。

意図が分からないで指示されたことをやろうとしても、全く似て非なる方向に進んでしまい、「ちょっとおかしいと思うけど、みんなで議論してそう決めたはずだから、みんな従いましょう」というような展開になったりする可能性も多々ありそう。幸い情報通信コースはそういうことがなく、おかしいことはおかしいと言えるし、ちゃんと毎年改善の方向に進んでいるようである(ローカルに改善を繰り返すので、思いつきで入れて残っているイベントや手続きもあるみたいだが)。

夜も一度病院に寄ってから帰宅。風が強くて前に進めない……。