研究が回り始めると楽しさが分かってくる

今日は卒論の発表会の登録前日だが、午前中は学内の委員会のお仕事。とはいえ、単に原案を審議・承認するだけなので、30分ほどで終了。研究科単位で決めることができる案件と、全学で議論しないといけない案件があり、後者を決める(規則を変えたりする)のは大変らしい。特に首都大は日野キャンパス(工学系)と荒川キャンパス(医療系)が物理的に独立しているので、研究科単位で決めるのはスムーズなようである。

お昼休みにひたすらメール処理をして、学生の進捗をまとめたりして、午後から臨時の教授会。こちらも基本的に原案を審議・承認するだけなので、30分ほどで終わる。どの教授会がどれくらいかかるのか、1年目だとほとんど想像できないのが難点。

午後3時からは研究室へ。卒研のタイトル(和文と英文)と概要(和文)の登録〆切が金曜日の15時なので、まだ登録していない学生たちのために、すぐ聞けた方がいいかなと。うちのB4の学生たち、英文の概要は必須ではないのに、がんばって英文概要を書いてくれているので、英文アブストラクトも添削したりする(最終的に4往復してOKを出した)。

実験に関しても、ここに来てみんなそこそこ結果が出るようになり、今年度の反省点は、(質のよい、英語)論文を自分で読む機会を年度の早いうちから設けなかったことと、すぐ結果が出る自然言語処理のタスクをやってもらわなかったことだろうか。前者は夏前から論文紹介等してもらえばいいと思うが、後者はやり方を考える必要があるかも。そこそこ結果が見えないと楽しくなってこないと思うが、結果が見えるものばかりやってもおもしろい研究にならないのだ。

まあ、最初からそんなことを言わず、学生が自然言語処理を楽しいと思ってもらうことが第一なので、やっぱり(車輪の再発明でもかまわないので)1-2ヶ月で結果が出るタスクをやってもらうのがいいのであろう。卒論はそれとは別に考えてもらう、というのでいいので……。