南大沢の圧倒的奈良感について

朝から仕事で南大沢へ。車を大学に置いていたので電車で行くしかなかったのだが、いったん新宿に出てから戻るか、あるいは西に行って八王子か立川経由で行くルートしかないと思っていたところ、検索すると武蔵境から行くルートがあったので挑戦してみる。武蔵境からバスで調布に行くルートと、西武線で白糸台という役で京王線に乗り換え、調布でもう一度乗り換えるルートと2つあったのだが、今日は後者。

西武多摩川線に乗るのは何年ぶりか分からないくらいだが、小学生のとき父に連れられて釣りをしに是政に行ったことがある。20年以上前である。どんだけ昔なんだろうか……。(二子玉川には何度か釣りに行ったが、是政は何度も行った記憶がないので、あまり楽しくなかったのであろう)

白糸台で降りたら霜柱があった。子どもの頃はよくこういう霜柱があって、帰り道に踏んで帰ったりしていたのだが、最近は見なくなったなぁ。東京もヒートアイランドで暖かくなっているせいだろうか。

これまで南大沢キャンパスで用があったときは毎回車で来ていたので、電車で来るのは初めてだったが、駅を降りるとなんという奈良感。ショッピングモールといい、道の広さといい、これは高の原や登美ヶ丘そっくりである(順番的に、高の原や登美ヶ丘がこういう郊外型の都市計画を真似たのだろうが)。

奈良は住みやすいと今でも思うが、南大沢くらいであれば全然不満ないな〜。「辺鄙なところにある」と言う人もいるが、これくらいが住んだり研究したりするにはちょうどよいと思う。むしろ日野キャンパスの方が中途半端に都会にあるような……(豊田駅前にイオンができるらしいので、イオンができたら晴れて「田舎」認定されるかもしれないが)。

キャンパスの中は学部生がちらほらいて、自分も生協のアルバイトの学生から「新入生の方へ」と書かれたパンフレットを渡してもらったり、受付で「学生ですか?」と言われたり(せめて「保護者の方ですか?」ではないかと……)、キャンパスにいるのが学生ばかりだと、学生に見えるバイアスがかかるのかもしれない。ちなみに、自分自身浪人生を経て大学の合格発表を見に行ったときだったか健康診断のときだったかは、周りのみんなはサークルの勧誘をあらゆる人から受けているのに、自分は全く受けなかったので、15年前より若返っているのかもしれない(汗)

用事が済んだら帰りは橋本〜八王子経由で八王子からはバスで大学まで。よくも悪くも、これくらいの都会具合が自分の原風景なのかも……。