原石を磨いてキラリと光らせる

午前中はメール処理。要返信、というか要アクションのメールが溜まっていく……。溜まりすぎて2-3日遅れていってしまうのは、なんとかならないものか。

昼は進捗報告だったが、学生は5人しかいないのに、1人は体調不良で欠席、1人は病院で欠席、1人は徹夜明けで爆睡、という感じで、2人しかおらず、なんとも言えない感じに。体調を崩しやすい時期なので仕方なくはあるのだが、自分の進捗報告だけしていればいい、と思うかもしれないが、他の人の進捗報告を聞いたり議論に参加したりするのも大事な研究のうちであり、他の人の進捗報告を聞いていて岡目八目で勉強になることも数多くあるので、ちゃんと毎回来てほしいんだけどなぁ(少なくとも、学部卒で就職するんじゃない人は)。余計なお世話で、気にしすぎかもしれないけど。(松本研は学生が50人近くいたので多少欠席していても気にならなかったというのはあるが)

午後はコース会議の議事録作成。臨時コース会議、11月の定例コース会議の2つがあったので、ちょっと時間がかかったが、無事終了。そろそろ年末の忘年会の準備をしないといけないようだが、コースの忘年会@八王子以外にも、研究室の忘年会、入力メソッド飲み会@京都の2つが控えているので、それぞれ早めに動いておかないと。研究室の忘年会以外は基本的にアウェイなので……(研究室の忘年会は我が家に研究室の学生およぶ仮配属の学生を招待することにしたので、準備も妻が手伝ってくれていて、大変ありがたい)

オフィスアワーで待機するため学生室に行くと、学生たちがrain というゲームをやっていたので、鑑賞させてもらう(ほとんどラストで、実際すぐにエンディングになったが)。ゲームというより、操作できる映画のような感じ。サウンドノベルが3Dになった感じというか、なんというか……。ダウンロード販売らしいが、こんなに3Dでぐりぐり動くゲームがダウンロード販売できるのかぁ、とびっくりする。ゲームに関しては大学に入ってから一気に浦島太郎になってしまったので、こうやって最新事情を学生から教えてもらえると楽しいものである(笑)

夜は4時間ほどアルゴリズム演習の採点。〆切前に提出してくれた人の分は全部添削し終わったかな?過去の問題でもできたらいつでも添削する、ということを伝えてあるので、途中からやる気になって遡ってやってくれる学生街たりして、嬉しくなる。プログラムは、結局書いてもらうしかないと思うのである。

首都大の情報通信システムコースに来る学生は、特に大学に入るまでプログラミングをしたことがない人がほとんどなので、プログラミングに費やす絶対時間が少ないために、思うように書けないケースがけっこうあるように思う。教えるとものすごい勢いで書けるようになるので、ポテンシャルはみんなあるのに、単に発揮する機会がないだけ、という感じ。スポンジが水を吸収するように、と言うのは陳腐な表現かもしれないが、始めるとあっという間にできるようになっていくので、大変爽快感がある(都会は他にやることがたくさんあるので、やる気になるまでに時間がかかる人もいるけど)。

逆に言うと、いま基礎知識はないけど、大学に入ってからみっちり勉強して将来はエンジニアになりたい、という学生には合っているんじゃないかな? 面倒見がすごくよい(手取り足取り)ので、そういう人たちには自信を持ってお勧めできる。一方、高校生のころからかなりプログラミングをしていたり、あるいは博士後期課程に進学してバリバリ研究したい、という人は、東大・東工大や、AC入試で筑波に行ったりするほうが、(基本的に独学で、どんどん先に行く)同好の士が見つかってよいと思うが……。