しあわせなら手をつなごう

最近日記の更新が追いついていないのを反省して、少し補完してみる。ただ、書く時間がほとんど取れないので、ほとんど周回遅れである。経験上2週間以上経つと細部を思い出せなくなってしまうので、なにをしたか忘れてしまった日は読んだまま感想を書いていない本の紹介をしたり、日常生活を振り返って思うことを書いたりして埋めている。完全を目指そうとすると大変だし、趣味で書いているだけなので適当にやるのがコツである。

というわけで、最近読んだ池谷裕二「受験脳の作り方」を紹介する (つまり、この日なにをしたのか思い出せない) と、

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

人間の記憶やそれの取り出し方、感じ方についていろいろ論文を引いたりしつつ書かれていて、おもしろかった。個人的に一番興味深かったエピソードは、夫婦の被験者の妻の片手に電気刺激を与えて痛いかどうか報告してもらう実験で、夫が妻のもう片方の手を握っていると有意に痛くないと報告するそうで、かつ妻が夫のことを信頼していればしているほど、痛いと感じない、という実験結果。同じく電気刺激なんだから痛さが変わるのは変、と思う人もいるかもしれないが、感覚は主体の感じ方で変わってくるという好例である。そして、自分はというと、妻が寝る前は毎日ちゃんと隣で添い寝して手を握ってあげよう、頭やお腹が痛いといえば抱きしめてあげよう、と思ったのであった。

(ここまで書いてこの日何をしたのか思い出したが、妻のために炭酸水などの飲料やクラッカー、カットフルーツなどの食料を買い出しに出かけたのであった)