いつやるか?いまでしょ!と言われるようではダメ

最近見逃した「あまちゃん」を見るためにNHKオンデマンドに入ろうか本気で悩んでいるところである (松本先生は入っているらしい)。e-mobileが東京だと遅く、家で仕事をするのがストレスフルでフレッツ光ネクストに加入したので、テレビと直結することもできるし……。

あまちゃん」に出てくる秋元康をパロディ化した「太巻」というキャラクターを見て興味を持ち、「天職」を読む。

天職 (朝日新書)

天職 (朝日新書)

けっこういいこと書いてある。自分の考え方と似ているからいい本だと思ってしまうというわけで、あまり新しい情報が書いてあるわけでも、はっとするようば視点が書かれていたりするわけではないが、読んで悪くなかった。たとえば

放送作家にどうやったらなれるかと聞いてるうちはダメ」
「「いつかやる」と「やる」の間には深い川が流れている」

とか。聞いているうちはだめ、というのはよく分かる。やる人はそんなこと聞かずにやっている。(20歳のころは自分もそんなことを言っていたものである。最近は青臭いこと言わないけど……。)

24時間テレビをふと見ていると、森三中大島美幸がマラソンに挑戦していて、たまたま「天職」を読んでいたのでびっくりする。大島美幸の夫が鈴木おさむで、この本の中にも流産のエピソードが書かれていたからである。自分はパートナーが流産してもこういうふうにできるだろうか? と思ったりして、番組で鈴木おさむが読む妻への手紙を聞いてうるうるする。

でも妊娠に関する知識、自分も全然なかったので、20歳のころの自分に会ったら張り倒したい。最近、というか去年からいろいろ調べているのだが、こんな基礎的なことすら知らなかったのか、と……。妊娠かどうかって4週目にならないと分からないし (X週、というのも受精してからではなく最後の生理から数えるというのを先月初めて知ったが)、妊娠検査薬で陽性と出ても流産していることもあり (化学的流産)、いまでは安定期に入るまで安心できないというの、よく分かる。これが分かるまで20歳から数えて15年もかかるとは。世の中のお父さんはもっと早くに覚悟ができているのかと……。

人間ってよくできているものだ。