本人の希望に沿うことが一番大事

朝から部屋の片付け。暑い……。エアコンのある部屋はよいのだが、ない部屋は扇風機をつけていても汗がしたたり落ちる。水分を補給しないと熱中症になりそう。

昼は近くのロイヤルホストに行く。このロイヤルホスト、実家から最寄りのレストランなのだが、実家に住んでいたときは1回くらいしか行った記憶がない。弟たちはよく連れられて来ていたようだが……。この年になって来るようになるとは思っていなかったが、子どものころ行けなかったところに行けるようになるというのはなんだかちょっとくすぐったいような感覚である。(自分にとっての贅沢というのはせいぜいこのくらいだという……)

午後、再度両親が訪ねてくる。暑いと心臓に負荷がかかるかなと思ってエアコンをかけていたのだが、28度の設定でもかなり寒い。28.5度にしたほうがいいのかな。20畳を冷やすことができるので、たまたま風が当たるところにいると寒いだけかもしれないが……。

実は今日が首都大のシステムデザイン学部オープンキャンパスの日だったようだが (首都大のオープンキャンパスは全研究室が参加するものではなく、担当のごく一部の人だけ参加)、最近、20年後に首都大に情報系の研究を志す学生が続々入ってくるようにするにはどうしたらいいか?ということを考える。30年後ではないのは、30年後に自分は定年退職しているので、10年くらいはどういう学生が活躍してくれるのか現役で見届けたい、と思うからである (少し利己的かもしれないが)。もちろん、20年後に自分が同じ場所にいる保証はないのだが、もしいなかったとしても、首都大にそういう場所になってほしいと思っているので、これから10年くらいかけてそういう準備をするのが一つの仕事なのかなと思う。

個人的にはふわふわとした感じでゆるく生きてきたので、早いうちから専門を決めたりガツガツ勉強したりすることはないと思っているのだが、首都大に入学したほとんどの学部生がそのまま修士に進学し、かつ博士には進学せずに就職する、という状況を考慮すると、ある程度早めに研究をスタートする (できる) というのを強みにしたほうがいいのかもしれない。複数の分野を知らない、いわゆる「専門バカ」を産みやすくなってしまうのだが、ある程度そういうことは許容せざるを得ないというか……(一応大学自体は総合大学なので、キャンパスが離れているというデメリットを除けば、いろんな分野の勉強や学際的な研究もできる、というのは一つの利点である)

学部の受験を希望する人や大学に入学したばかりの人からメールで相談をもらったりすることも増えてきたが、自分が高校生や浪人生、あるいは入学直後の学部生だったとして、どういう選択をするのか、は悩ましい。自分のスタンスとしては、必ずしも自分のところを勧めるわけではなく、その人の立場だったとしてどういう選択肢がありえて、それぞれどういう利点欠点があるのか提示し、検討してもらう、ということかな。