体力をつけて健康でいるのも仕事のうち

木曜日は時間に融通が利くので、市役所に行ったり病院に行ったり。首が回らない件、形成外科でレントゲンを撮影してもらったら、首の骨は異常なし、というかきれいなので、筋肉が弱って筋膜を痛めたのでは、とのこと。あと、そもそも他の人と比べて首が長いそうで、頭を支える筋肉に力が必要らしい。ヘルニアじゃなくてよかったが、筋肉が弱いというのはぎっくり腰のときと原因が全く同じで、奈良に8年いてすっかり筋肉が弱ってしまったようだ。確かにサナトリウムみたいな場所だったが……。

木曜日をオフィスアワーということにしていたのだが、初めて訪ねてきてくれる人がいて、驚くとともにちょっと嬉しい。彼女たちはいつも熱心に授業を聞いてくれていて、今回も表向きは小テストの答えを知りたいということだったが、実際はインターンシップの相談とか、今後の進路の相談とか、どうやって自分が自然言語処理の研究をすることになったかとか、そういう (授業合間に話している) 雑談をする。

教壇からはおとなしく真面目な学生ばかりに見えて、ちょっと心配していたのだが、けっこうみんないろいろ考えているみたいで、頼もしい。みんなにもっとこういう話ができればいいのだが、今年の3年生の人たちはこれが初めての授業だったので、発破をかける機会があまりなかった。今年の2年生は、今年の冬学期の授業と、来年の3年生の授業の2回の機会があるので、十分伝えられるかな?

昼から電話会議。一進一退でけっこう時間がかかるのだが、8月までには全部終わらせたい。2週間に1回でも、あっという間に次回が回ってくる。こんなにやることあったっけ、みたいな……。

午後は教授会。8月は定例の教授会がないので、次は9月のようである。首都大は教授:准教授:助教=4:3:2らしいのだが、教授会は教授と准教授が参加なので、助教の人が参加しないのが変な感じ。ただ、毎回2-3時間かかる会議に出るくらいなら、論文の一本でも書きなさい、と助教の人に松本先生が言っていたというのは自分も同感。

今週は時間が取れなかったので、夜からプログラミングチュートリアルの準備。構造化パーセプトロンを実装する。構造化パーセプトロン、これまでに作ったことはあるのだが、コードは正しいと思うのに意図したように動かず頭を抱える。これまでのコードは正しいし、擬似コードで変わっている部分だけ変えているのに……。スライドを見てもなんでだめなのか分からず、pdbデバッグしてみて、Viterbi アルゴリズムの計算で不等号の向きが違うことに気がつく。これはなんという罠。確かにスライドは正しい向きなのだが、これまでに実装したアルゴリズムと同じだから変えなくてよい、と読めるような感じで書かれていて、見落としていた。

今日は電車で来ていて、22時までに大学を出るインセンティブはなかったので、ちょっと帰るのが遅くなったのだが、バスが来なくてだいぶ待たされたりして、やっぱり運転しないといけないことを考慮しても帰りは車の方が楽であることを再確認。首を鍛えて車通勤を継続できるようにしないと。