基礎勉強が役に立つということをもっと伝えたい

家を出る時間を8時にしたら通勤が少しましになったかも。晴れていたらそんなに大変じゃない。

午前中、人工知能学会の全国大会の原稿にコメントをする。〆切は月曜日に延びたようだが……。今学期は火曜日に授業があるので初日は参加できないのだが、2日目から参加できるかなぁ。6月は研究費が使えるか使えないか微妙な時期なんだけど……。

午後は3年生向けの応用実験という授業。この応用実験、最初の数回だけは「テクニカルライティング」と称して「理科系の作文技術」

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

を用いて論文の書き方を学ぶそうで、情報通信システムコースの教員は全員担当になっているのである (教授・准教授が座学担当で、助教が演習担当)。テクニカルライティングのあとは情報通信系の実験をやるみたいで、そちらがメインのようである。

なにをどのようにやるか知らされていないで講義をしなければならない授業の時間が来る、というのはかなりホラーなのだが、講義は2人1組の授業なので、最初の授業はペアになった山口先生が進めてくれたので、なんとなくやり方が分かる。というか、そもそもライティングの仕方を教える時間というよりは、それぞれの研究室が講義会場になっているので、講義をすると同時に各研究室を訪問する、というのが裏の狙いらしい。というわけで、ライティングの演習を一通りやってもらったあとは、山口先生が「研究とはどういうものか」「研究室はどのような環境か」などなどをざっくばらんに話してくれて、後半少し時間をもらって自分の研究室と研究も紹介したり。これまでに勉強した線形代数離散数学が実はウェブマイニングや自然言語処理とつながっているという話をしたら、興味を持ってくれたようだ。もっと下の学年から、そういう話ができるといいんだけどなぁ。

ようやくコピーカードをもらうことができたので、夕方のコース会議で用いる資料の印刷。これらの印刷は雑用係である幹事の仕事だそうで、1年目の准教授が幹事をやるとのことで、しこしこ印刷しているのである。次回からは会議室の予約も自分がしないといけないのだが、会議室の予約システムも昨日ようやく使えるようになったし、ちょっとタイミングが不親切である。

コース会議とは情報通信システムコースの教員 (教授+准教授) が全員参加する会議のことなのだが、今回は年度始めということで拡大コース会議だそうで、助教の方々も参加されるそうだ。全部で20人くらい? 割合小ぢんまりした感じである。自分は書記担当なのでノート PC を持ち込んだのだが、他の方々も持ち込むのかと思いきや、自分以外誰もノート PC どころか iPad すら持ち込んでいる人はおらず、ちょっと戸惑う。NAIST でも人工知能学会や言語処理学会の集まりでも基本的にみんな端末を持ち込むのが普通なので、理工系はそういうカルチャーだと思っていたのだが、このコースは通信の人が多いからかな? (ちなみに、人文系で端末を持ち込むと奇異の目で見られるので、それと同じような感じ)