首都大学東京で自然言語処理の研究室を立ち上げます


3月31日で NAIST を退職し、4月1日から首都大学東京システムデザイン学部の准教授になりました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

というわけで、朝からバス→武蔵境→JR (中央線)→豊田→バス→大学という経路で通勤。中央線激混み。遅延が発生したりもしているようである。都心と逆方向の通勤なので大丈夫かと思っていたが、先が思いやられる感じである。

豊田駅から大学に来るのは初めて (前回来たときは八高線北八王子駅から来た) で、少々不安であったが、駅を降りたら目の前にバスが着ていたので無事乗り込み成功。なんとなれば GPS があるので、さすがに迷わないだろうけど……。

キャンパスの規模は NAIST と同じくらいなので、親近感がある。配色もなぜか NAIST情報科学研究科と似ているような気がする……。授業のない期間なので学生はほとんどいないが、付近の中高生の通学路になったりもしているようで、構内を通り抜ける人はそれなりにいるようだ。

午前中は事務手続き。職員証の受け取りや部屋の鍵の管理方法の説明、今週の予定など。庶務の方々からのお話のあと、コース長の阿保先生のところで今後の授業のことなどをお伺いする。自分の研究室には B4 が4人配属されたらしい。あとで教えてもらったのだが、首都大では配属は学生同士で話し合って決めるようで、最後決まらなかったら成績で決まるらしいが、誰がどの研究室希望か随時更新されていて、学生が調整して決めるそうである。自分は哲学科出身なので研究室配属に相当するシステムがなく、なんとなく決まったような感じで、じゃんけんだとか成績順だとかいろいろ聞いていたが、学生自身で決めるというのはおもしろいシステムである。4月はいろいろとやることが多いようだが、自分も新入生の気持ちでがんばろう。

お昼は昇任された柴田先生とランチに。学生のころからずっと首都大だそうで、いろいろと首都大のシステムや日野キャンパスの経緯などについてお聞きする。日野キャンパスは元々日野にあった都立科学技術大学がそのままシステムデザイン学部になったのかと思っていたら、情報系の研究室のほとんどはもともと都立大所属で南大沢にあり、日野にあったごく少数の研究室とマージされていまの形になっている (ただし、まだ南大沢に残っている研究室もある) とか、へ〜、というお話が多く、大変参考になった。

午後は柴田先生の車で南大沢の本部に行き、辞令交付。日野と南大沢の間は授業期間は1時間に1-2本無料バスが出ているようで、あえて車で来なくても移動はなんとかなるらしい。確かにそうでもないと行きにくいしな〜。通勤時間帯は渋滞するので40分ほど、空いている時間は30分弱で着くそうだ (確かに昼過ぎ裏道を通って20分ちょっとだった)。全学部の教員に対する辞令なので、50人ほど。女性が3-4割、外国人が2割くらいだろうか。准教授、教授ともに若い人が多い気がする。ちょうど団塊の世代との入れ替えで若返っているタイミングかもしれないが、多様性が上がるのはよいことだと思う。

夕方、ひたすら事務手続き。明日の午前中に荷物が来るので荷物待ちではあるが、メールアドレスの設定をしたり、ウェブページの開設方法を調べたり。学内のネットワーク関係がけっこう厳しいので、ちょっとどうするか考えないといけないかも。