他の人のためだと思うと面倒でもちゃんとやる

出かけようとしたら家の入り口に干していた傘x2がなくなっていることに気がつく。自分たちの住んでいるのは4階で、上には5階しかなく、同じ階段を使っている世帯は5階まで入れても10世帯だけだから、家の前は安全だと思っていたが、失敗だった……。

気を取り直して車で研究室に行こうとするも、正月料金でいつもは24時間最大1,000円の駐車場の上限が撤廃されており、2,400円と表示されて目の玉が飛び出る。紙幣は千円札しか受け付けてもらえないのだが、あいにく千円札を1枚しか持っておらず、すぐに両替できるところもないので、桃山駅で両替してもらったりして戻ってくると、2,600円になっていたり……。こんなことなら昨日始発まで待ってから電車で帰ってくればよかった。(あと1時間粘れば始発で帰ってこられたのだが) 無念。

こういう悪いことが続く日はあまり普段と違ったことをしないに限る (さらに悪いことが重なることが多い) ので、黙々と言語処理学会年次大会のドラフトの添削。昨日研究室で3本チェックして、寝る前にもう1本チェックしたので、今日残りの3本にコメントを入れる。昨日は1本につき2時間かかっていたが、今日は慣れてきて1本1時間半で終わる。コメントは最初の1回に一番時間がかかり、そこから先は1回のチェックにかかる時間はどんどん短くなっていくので、あとは気楽なものである。

〆切前は週末だろうが休日だろうが論文を書く、と仮定してしまっているのはもしかしたらよくないことなのかもしれないが、自分は古い人間なので、〆切前は研究室に泊まり込みででも論文を書く、というメンタリティになってしまっている。実際、M1 のときは〆切直前の1週間は家に帰って寝られず、研究室の机で寝て、家に帰るのはシャワーを浴びて着替えに帰るときだけだったし……。

個人的にはこの〆切前の極限まで自分を追い込んでひたすら書く、ふらふらになりながら実験する、という、集中力が異様に高まる時期が好きなので、論文を書くのが好きだったりもする。あとは、一緒に論文を書いた共著者の人と走り切った感とか、共著者でなくても同じところに投稿するためにがんばった人たちと「お疲れさま」と言い合える連帯感だとか、そういうのが楽しいのである。

iPad/iPhone で日本でしか買えないアプリとそうでないもの両方を買うために、Apple ID を日本用とアメリカ用で使い分けているのだが、年末から日本用の Apple ID でログインできなくなり、パスワードのリセットも届かない、という困った状態になっていて、もしかしてアカウントを乗っ取られたのかと不安になっていたが、なんのことはない、自分で年末に変えたパスワードを忘れていただけであった (汗) あとパスワードのリセットも、アカウントのメインのメールアドレスではなく、パスワードのリセット用に登録していたメールアドレスに送られるようで、どのアドレスを登録していたのかを忘れていたのであった。やれやれ。

GMail もアカウントの乗っ取りが問題になっているようで、自分の使っている Google Account はどれも携帯電話を用いた2段階認証にしたのだが、ものすごい勢いで2段階認証の確認番号が送られてくる。こんなにいろんな環境からアクセスしていたのか、とむしろびっくりする。これを機に iPhoneiPadGMail は (複数アカウントに対応した) Google 謹製の GMail アプリに乗り換え。カレンダーは iOS 純正のカレンダーを使っているので、アプリ固有のパスワードを発行して使う。いろいろと面倒くさいが、アカウントを取られたという話をちらほら聞くし、Google アカウントが乗っ取られると自分だけではなく周りの人にも迷惑をかけてしまうので、仕方ない。

そういえば、iPad もこれまでパスコードロックをかけていなかったのだが、放置していて盗まれたりしたら困るので、遅ればせながら今年からはパスコードロックするようにした。(Amazon Kindle であまりに簡単に本が買えるので、盗まれていろいろ買われたりするのも怖い。)