進捗報告する側のほうが緊張する

朝、納入されたサーバの最終確認。設定は午前中に完了したのだが、マニュアルがまだ届いていないということで、検収は午後に持ち越し。検収はスムーズに終了、とりあえず使えるようになったようだ。

午前中は事務手続き。ひたすら書類を埋める。今年はあと2営業日しかないので、全く首が回らない。時間が足りなさすぎる。松本先生が「いろいろ雑用をやってくれていて、ありがとう。あと、修士論文もたくさん見てくれてありがとう」とおっしゃっていたが、論文の方が後ろなんだ……、と思ったりした。(確かに研究と関係ない仕事をすると、精神力の消耗具合は全然違うが)

お昼明け、Skype ミーティング。自分にも報告しなければならないことがあるほうが、緊張感があってよいのかもしれない。全然間に合ってないけど……。

午後は [twitter:@Wildkatze] くんと kodai-t くんが相次いで研究室を訪ねてきてくれる。@Wildkatze くんはインドでも会ったのだが、結局ご飯を一緒に食べる機会がなかった気がする……。前回奈良に来てくれたときは30秒話す暇もなかったので、今日は30分でも喋る時間があってよかった。kodai-t くんは企業説明会で来てくれていたようだが、こうやって卒業生がリクルーターとして母校とつながりをもてる仕組みというのはいいと思う (大企業しかできないかもしれないが)。卒業生が行っている、というのは在学生にとってもけっこう大きいことだと思うし。

夕方に言語教育勉強会の進捗報告x3。言語処理学会年次大会に投稿予定の人たちの実験の経過報告を聞くのである。今年は原稿〆切が早く、年明け早々には原稿の1稿 (とにかく全体を埋めて、規定の枚数+1〜2ページぐらいになっているバージョン) がないと厳しい気がするので、実験と並行して書いてもらう感じかなぁ。1月4日を休みにするとかなりの長期間休暇が取れるので、多くの方がお休みを取られると聞いたが、この日を休むと危険なので、やっぱり来るしかないなぁ。

勉強会後、M1の人の研究の相談に乗る。話を聞いていると、(研究の進め方的に) けっこう根が深い問題で、たまたま通りがかった tetsuo-s くんにセカンドオピニオンをもらったりするが、ほとんど同意見のようであり、悩ましい。就職活動前にちゃんと研究をスタートさせようというのは偉い。就職活動前にスタートできていないと、ゴールデンウィーク明けくらいまで研究が中断してしまって、完全に仕切り直しになったりすることが往々にしてあるので、少なくともベースラインの実装が終わっているくらいまでは進んでいるといいのだけど……。

夜は [twitter:@mitsuse_t] くんの Berkeley LM がメモリ200GB使っても out of memory で落ちる問題のワークアラウンドとして、とりあえず新しく導入したメモリ512GBのサーバを使ってもらうための設定 (こんな富豪的なことが許されるのは大学だからであろう)。LDAP は引けるのに invalid credential とか言われてログインできない問題の深追いをしていて、LDAP 関係か PAM 関係か、足りないパッケージがあるのか設定ファイルがおかしいのか、と頭を悩ませていたが、蓋を開けてみると自分の登録しているシェルが /etc/shells に登録されていない (最小インストールだったゆえ、zsh はおろか (t)csh も入っていなかった) だけのことだった。(汗)

Ubuntu 12.04.1 だと NFS 越しに autofs で /home もマウントできなくなったのだが、これは心当たりがあり、NFS v3 を強制指定することで回避。いまファイルサーバは Solaris なのだが、SolarisLinuxNFS の互換性の問題だか、v4 だとうまく行かないので、v3 を使うことにしているのである。新しいファイルサーバは Linux で、クライアントと同じなので、v4 でも問題なく動くのではないか、と思うのだけど……。

結局今日は1行も修士論文のチェックをする時間がなかった。厳しいな〜……。