論文を書く前に覚えておきたい見積もり3倍の法則

朝研究室に来て、BCCWJの作業の確認。今日中にはなんとかなりそう。公開用のページを書かないといけないのだが、それはCOLINGが終わってからの仕事かな。

午前中は論文の添削。北京から壁を乗り越えて改訂された原稿が届いて感動する。インターン中はあまり原稿関係で時間を取らせたくないのだが (行った先での生活もあるし)、元々が26日に終わっているはずの原稿だったので、仕方ない面もある。

昼ご飯はNECまで行く。Kevinさんから deep learning の話を聞いたりする。こうやって最先端の研究トピックに付き合ってくれる人がいるというのは恵まれているなと思う。特にNAISTのように分野を変わって入学してくる人が多いところだと、最初は何をどうすればいいかも分からないことがよくあるだろうし。

午後はスクリプトやドキュメントのチェック。なんだかNAISTに来る前の日本語話し言葉コーパスのアルバイトをしていたころを思い出す。(たまたま大学院の願書の〆切を1日間違えていて留年して出会った) あのアルバイトをしていなければ、こうやって自然言語処理の世界に来たりはしていなかったのだろう。プログラミングは難しいわけではなかったが、何回もチェックしたりテストを書いたり、プログラムを書いてお金をもらうというのは大変だなと思った初めての機会でもあり、いろいろ人生経験的にも勉強もさせてもらったなぁ。

夕方書類書きと国際会議の原稿書きとスライド作成。書類のほうはまだしも、原稿書きは間に合うのか……。自分は楽観的な見積もりをするほうだと思うが、その自分からしてもすでにギリギリなので、本当はもうダメなんじゃないかと思うくらい。もっともうまく行くと仮定したときの3倍の時間を見積もるとちょうどよい (他の仕事が入ったり、体調がよくなかったり、いろんな割り込みが常に入る)、という経験則があるので、いつも〆切前にギリギリになる人は、時間の見積もりを3倍にしてみるとよいと思う。(3倍にしなくてもなんとか毎回間に合っている、と言う人は、たぶん有形無形で周りにしわ寄せが行っているのではないかと思う……)