博士後期課程の学生は年間1回の対外発表は義務にしてもよい

昨日で大体仕様書は書き終わったので、みなさんに送付。ようやく一仕事終わった感がある。

午前中、ワークショップの原稿にコメント。最近は原稿を印刷して赤を入れてから、AcrobatでPDFに書き込む、ということをしていて、一見二度手間に思えるのだが、頭からコメントを入れていくと、後ろの方をよく読まずにコメントを入れがちなので、一度紙の上で推敲してから書く方が、時間はかかってもすっきりしたコメントが書けるのである。あと、やはり図を書いたり表にまとめたりはフリーハンドで描けるほうが楽だし。

午後、NLP若手の会シンポジウムの発表申し込みが本日締め切りなのだが、残り12時間なのに集まりがよろしくないと聞き、松本研の M2の方々中心に、出せないかどうか打診。何人かは出してくれるそうで、ありがたい。奈良から仙台はアクセスがあまりよくないのだが、学外の方々からいろいろと意見をもらえるし、学外の人たちと交流できるいい機会なので、ぜひ参加してもらいたいものである。(結局締め切り直前に大量の申し込みがあったと聞き、ほっとしたが)

一昨年までは縁のある自然言語処理の研究室が集まって合同研究会を開催していた (会場は、東工大NAISTJAISTで順繰りに開催されるので、3年に1回周ってくる) のだが、若手の会シンポジウムが開催されるようになり、似たような趣旨の発表会が同じような時期 (若手の会シンポジウムは9月、合同研究会は10-11月) にあってもね、ということで去年は立ち消えになった。

確かに学生が中心で発表する場、という意味では重複していたので、2つの会が同じような時期になくてよかったかもしれないが、研究室が学生にある程度強制的に発表させていた合同研究会 (たとえば開催地になったら博士の学生は全員ポスターとか) と比べて、若手の会シンポジウムはそこまで強制力を発揮できないので、合同研究会にも意義はあったのかもな、と思う。あと「若手の会」だとシニアな指導教員の方々はなかなか参加しづらいようで、同窓会的な場所にはなっていないし。(言語処理学会年次大会が十分巨大になっているので、そこで同窓会することができるとは思うが……)

松本先生も、がんばっていろいろ試して結果が出なくて発表できないのは仕方ないが、そうでないなら年間 (査読なしの国内の研究会や全国大会で) 1回くらい対外発表するのは、博士の学生なら当然、とおっしゃっておたが、たぶん情報系の大学院生であれば、それくらいはしてもバチが当たらないと思う。これでも相当ゆるい基準だと思うし……。

そろそろ来年のことも考えないとなぁ。

夜はカレー部の部活動ということで、[twitter:@mrcarrot] くんが奈良に戻ってきたのでカレーを作ったそうで、カレーに呼んでもらう。今日のカレーはけっこういける。カレーだったら松本先生もいるだろう、と思いきや、松本先生はいらしておらず、あとで松本先生のお部屋に行き、ひとつご相談。やっぱり人生相談に乗ってくれる上司のいる職場というのはよいものである。