大学で学んだ内容は直接役に立たなくてよい

研究室に行って仕事をしようと思っていたのだが、涼しくて快適すぎて家から出る気をなくし、家で作業。

今後のキャリアについて考える。NAISTのような大学がもっと各地にあればいいんだけどなぁ。

桃山は便利な場所だが、やっぱりNAISTに通うのはちょっと遠いかな。

そういえば、以前「外国語をはじめる前に」

外国語をはじめる前に (ちくまプリマー新書)

外国語をはじめる前に (ちくまプリマー新書)

を読んだ。中高生向けの本なのだが、大人が読んでも十分おもしろい。特に、言語学関係の大学に進んだ人にまつわる、ぶっちゃけ話がところどころにあり、ニヤリとする。(以下は、語学を学んだあとの就職先について、順番に述べているところからの引用)

 翻訳は通訳と同じく、生活していくためには大量の仕事をこなさなければならないという。……しかも多くの人が希望する文芸作品や絵本の翻訳なんてめったにない。ほとんどが技術文献などの専門分野で、内容は理系である。
 テレビドラマを見ていると「かつて大学で学んだ外国語を活かして翻訳をやっている主婦」なんていうのがときどき出てくるが、すくなくともわたしの身近にはいない。目指さないほうがいいのではないか。(p.170)

というのを見ると、主婦も大変だなと思う。(でも、自分がいた東大の文3出身の人には「早くダンナが海外出張になって、海外で暮らしたい」という人が少なくなく、びっくりしたものだが)

同じようなコンセプトで「自然言語処理をはじめる前に」とかって文章、誰か書かないかな……。