朝から スプリングセミナー の配属アナウンスのためにいろいろと準備。無茶苦茶人気だったいくつかの研究室を除いては、だいたい第1希望のテーマに配属することができたのでよかった。また、ちょうど定員ぴったりの応募があったテーマが半分以上なので、その点よくできているものだなと思う。一応以下のテーマは3月2日まで追加募集をしているので、興味ある学部3年生 (高専専攻科1年生) の方は応募を検討していただけるとよろしいかと思う。
- モバイルネットワークの性能評価
- バイオインフォマティクス
- カーネル法によるデータ解析
- 大規模Webコミュニティを対象とした社会ネットワーク分析
- Array型LDPC符号の重み分布解析
- ネットワークシミュレータを用いた無線LANプロトコルの仕組みの理解
- 検索エンジン作成ツールキットを使って自作の検索エンジンを作ろう
- ロボットホッケーゲーム: カメラ型センサによる人計測とロボットの制御
(本当はゲストハウスが提供できるとよいのだが、ゲストハウスの定員の2倍近い応募があるので、最近はゲストハウスを用意していないみたい)
かくいう自然言語処理学研究室も、定員3名のところにちょうど3人第1希望で応募があり、他の研究室のテーマを第1希望にしていたけど、定員大幅超過で無理、ということで第2希望としてうちを希望していた人を受け入れることになったので、合計4人。とりあえず4台分の実習環境を用意するところから始めないといけないか〜
たぶん一度がんばって実習内容を作って毎回 (外部の人向けの演習は、3月のスプリングセミナーと8月のサマーブートキャンプの2回ある) 使い回すと準備も楽なのだろうとは思うが、これまでのところ演習部分は1回として同じのを開いたことがなく、自分も飽きっぽいのだなぁと改めて思う。講義部分は使い回しなので、だいぶ話すのも慣れてきたが……。[twitter:@tkng] さんの本もとうとう出たし (いつ出るか分からなかったのでテーマを直前に変更したが) 次回 (来年) こそ「日本語入力エンジンをつくろう」で開催したいと考えている。
xiaodong-l さんとスプリングセミナーについて話す。中国ではこんな学部生にいろいろしてあげることなんてない、NAIST に来てびっくりした、とのことだが (そもそも中国は「センター試験」のような統一試験で行ける大学が決まるのだったかと思うが)、日本でもここまで外部の人にいろいろするのは NAIST くらいで、これが日本の標準ではないですよ、と力説する。外部から学生が来てくれないとにっちもさっちもいかない大学院大学だからこそ、やっぱり危機感を常に持てるのではないか、と思うし……。
午後から夜にかけて、溜まっていた査読を片付ける。最近投稿していないので、読んでばかりだが……。