GPS つきの地図とコンパスを持っていても新大阪駅の構内では迷子になる

10時から新大阪でミーティングだったので早起き。通勤時間帯でもあまり混んでいないな。さすが近鉄。しかし新大阪駅で迷う……。地下鉄の改札がどうやら 2F にあるらしいのだが、空が見えないので全く地理感覚が分からない。iPhone の「マップ」でコンパスを出して歩いてみるのだが、全く正反対に歩いていたり、どこから外に出るのか分からなかったり、右往左往する。六本木ヒルズも全くのダンジョンで、どこから中ボスが出てくるか、あるいはエネミーに襲われるかと思うような複雑な構造をしているのだが、新大阪も危険だと思った。外に出たら巨大なビルは少ししかなく、去年一度来たことがあるところだったので、迷わずあっさり目的地に到着。最初から地上に出ればよかったなぁ……

11時半まで打ち合わせ。やはり直接顔を合わせるとすぱすぱ決まる。すばらしい。メールはメールで便利だが、責任不在状態になりやすい (反応を返さなくてもそこまで良心が咎めない) ので……。でも、こうしないと決まらないと言いだすとどんどん学内会議が増えていったりするのだろうから、やっぱりメールベースでもさくさくと仕事ができるようになっておいたほうがいいのだろうな。

とんぼ返りで13時から研究のスタートアップミーティング (のためのスタートアップミーティング)。こちらはすでに決まったことの確認がメインだが、分量がかなりあるので2時間いっぱいかかる。大変そうだな〜

松本先生と2人で途中で抜け、15時から16時半まで、進捗報告など。この時点で今日まだメールの返事も全然できていないので、研究室に戻ってひたすらメールの処理。

19時から言語教育勉強会。まず [twitter:@northbehind] くんが修士論文の目次発表練習をしてくれる。ま、これまでに作ってきたものもあるし、割と安心。続いて [twitter:@shirayu] くんが昨日と同じく言語教育勉強会でも英語の誤り訂正のサーベイ結果について報告してくれる。学習者の誤り検出・訂正と、ネイティブの誤り訂正・検出は戦略がちょっと違って、どこをどうターゲットにするかが難しい。最後に [twitter:@tkyf_7] くんによる進捗報告。最近 Lang-8 の日本語学習者の作文データを用いてやっている実験結果と今後の方向性について議論。実際のデータを見ると、「「が」と「を」を間違えるような間違いはしないだろう」と思っても、データは嘘をつかず、けっこうな数の格助詞で (日本語ネイティブの直観に反し) 学習者は間違えていたりするので、予想を裏切られておもしろい。いったいどういう現象が学習者の頭の中で起きているんだろうか。英語の前置詞に限らず、日本語の格助詞についても、認知言語学的な分析もしたほうがいいのかもしれないな (やっている人いそうだけど)。

tetsuo-s くんと少し研究の話をしたりしてから帰宅。電話で「今日は松本先生と6時間一緒にいたよ」と言うと「わたしより松本先生と一緒にいる時間のほうが長いんじゃないの」と言われたが、確かにそうかも……。