やることを決めるよりやらないことを決めるほうが苦渋の決断

ひたすら国際会議の最終原稿の直し。査読者からのコメントを反映すると、ストーリーが若干変わったり、枚数制限をオーバーしたりなど、いろいろと気をつけないといけない点が出てくる。とはいえ、やっぱり最後までなんとか粘るのは、論文を書く側としての誠意なんではないかと思う。

9月21-22日開催の NLP 若手の会の準備も本格化。懇親会の参加人数が少ないのでは疑惑があったが、発表申込のとき登録していた人をカウントしたら、そこそこの人数になった。NICT の見学ツアーも最少催行人数は揃ったようで、とりあえず例年並みかやや小規模に開催できそうな感じ (アクセス悪くて申し訳ないけど……)。ちなみに懇親会と NICT 見学ツアーは〆切を9月9日まで延長したので、まだ登録を済ませていない (けど参加希望) の人はできるだけ速やかに登録していただければと思う。

最近は仕事をお断りすることが増えてきたのだが、なんとも心苦しい。大学での仕事も満足にできていないので、専門から少しずれている話は (去年はあえて積極的に引き受けていたのだが、今年は) お断りすることが多い。引き受けて結局できないことのほうがよけい迷惑がかかるので仕方ないとはいえ、時間というものは意識的に作らないとできないものなのだなぁ、とつくづく思う。大学院まで来ると、おもしろいことは山ほどあるので、なんでもかんでも目移りして根無し草になっては元も子もないので、なにをやるか、ではなく、なにをやらないか、が重要だ、と学生には伝えているのだが、自分もやらないことを決断する必要がある。来年度どれくらいの M1 が研究室に入ってくるかにも依存するが……

思えばD3のころとか去年の夏前とか、相当時間があったのに、ほとんど自分の研究をしなかったのが悔やまれる。それまでの研究を継続して手堅く1本の論文を書くことを優先するか、それとも新しい研究テーマを開拓してこれまで手がけたことない研究ネタを探すことを優先するか、悩ましいところであり、松本研にいる間は何に挑戦してもなんとかなるだろうから、と思って自分は後者にチャレンジしてみた、というわけだけど……。

帰ってきたら部屋の中に体長3cmくらいのカエルがいてびっくりした。どこから入ってきたのやら。自分についてきたのだろうけど、ちょっと同じ部屋にいるのはなんなので、お外に帰ってもらった。