複数人で話し合うと研究アイデアが洗練されていく

夜はご飯を食べてから2時間は横にならないように気をつけているのだが、そうすると就寝時刻が1時前後になり、起床時刻も自動的に8時台にシフト。自分的には健康的なベストな睡眠時間は8時間らしい。10時間寝ないと眠くて眠くて仕方がなかったころもあるのだが、朝になると目が覚めるのは、歳を取ったということか……。

昼から会議。数人集まって議論するといろいろアイデアが出てきて新鮮なものである。耳学問であるが、やりとりを聞いているだけでも勉強になる。なんでこう考えるか、の理由の部分も教えてくださるからだと思う。今年度に入ってからけっこう勉強させてもらっている。

午後は研究打ち合わせ。こちらもいろいろと研究の着眼点や進め方、どういうところが研究的に興味を持ってもらえるかなどなどについて学ばせてもらっている。今回は割合時間があったはずなのだが、なかなかこれだけに集中することができないのが苦しいところである。とはいえ、限られた時間の中でベストを尽くすのみ。

複数共同研究が回るとなにがなにやら分からなくなってくる。ひとまず順番に対応しないと……。

夕方は言語教育(e-NLP)勉強会。seiji-k くんの進捗報告。松本先生が手法についていろいろ教えてくださる。動的曖昧検索 FEPの話を思い出したりする。あと「子音だけで入力できる入力メソッド」について松本先生が以前言語処理学会かなにかで見たとおっしゃっていたが、APPLEの謎と携帯電話の予測入力で書いたように、

  • Kumiko Tanaka-Ishii, Yusuke Inutsuka, and Masato Takeichi. Japanese input system with digits --Can Japanese be input only with consonants?--. In Proc. of Human Language Technology Conference (HLT), pages 211--218, 2001.

のように HLT という国際会議の論文にもなっている (HLT は最近単独では開催されず、(NA)ACL か EMNLP と共催しているが)。"kwsk" で「川崎」「詳しく」などを入力する、というようなお話 (英語では T9 という入力メソッドが有名だが、日本語の T9 はあまり使われていない)。データ構造とかアルゴリズム考えて、このあたりすっきりできるとおもしろそうだけど……。