研究費の申請をしなくていい環境は恵まれている

朝からタグ付けミーティング。久しぶりで脳のいつも使っていないところを使っている感がありありだが、意外とよく昔のタグ体系を覚えているのだなと思う (というか、昔とだいぶ変わっているということが分かった、ということでもある)。乾先生・ryu-i さんはものすごい勢いで自分を鍛えてくれていたのだな、と改めて実感する。ありがたいことである。

不肖の弟子はその後しばらくタグ付けから離れていたわけだが、再度戻ってきてみるとこれもまたおもしろい。いまこれといってなにかの研究に没頭しているわけではないので、なにを見てもおもしろいと思うのかもしれない。(こういうときにはすぐテーマを決めないほうがいい、ということを大学院生生活で学んだので、1-2年くらいはぼーっとしているかもしれないが)

昼、久しぶりに男女共同参画室に行く (9月に出張続きで出られなくなってから遠ざかっていた)。みなさん科研費の申請書を書いてらっしゃるようで「小町さんも現実逃避に来ましたね」と言われる (笑) あながち間違っていないかも。それぞれ研究室・研究科によって全然違うんだなぁ、ということを改めて聞いて勉強になった。やっぱり松本研は恵まれているのだと思う (NAIST だからいいのかと思ったら、どうも NAIST だからではないようだ)。

午後、@tettsyun くんの発表練習。松本先生が「うーん」と言いつつ @tettsyun くんにコメントするのだが、自分もそのコメントは来るとは思っていなかっただけに頭を抱える。というのも、その実験設定で実験していたのは(3年前の)自分なわけで、それを言われると自分の問題設定がずれていたと言う訳で……(自分もいまはその指摘に同意するので、逆にそれを突っ込まれても、そうしたのは彼のせいではなく、申し訳ない。)

というわけで明日学内締切の科研費(結局若手(B)に出すことにした)のファイナライズ。結局70%くらい書き直した。いろいろ思いついてもサーベイすると「もうやっている人がいる」というのばかりで、いかに自分の発想力が貧困かということを思い知る。自分の思いつくようなことはみんな考え、しかもすでに実行している、ということ。他人の流行には敏感かもしれないが、自分で流行を作る (誰もやっていないことをいち早くやり、他の人が真似したくなるようなテーマ・手法) というのは並大抵のことではないのだと思う。まあ、できないからこそこうやって努力する必要もあるのだ、と思ったり。

夜共著の原稿の添削。第一著者の人がいろいろ実験したり論文書いたりしてくれるのは楽だな〜と思うのだが、楽な境遇に甘んじているとよろしくない。表1つ作るのにどれくらい時間かかるのか、ともすると忘れてしまいがちなので……。