夏休みの宿題は8月下旬から始める子どもだった

午前中はプロジェクト実習のミーティング。そろそろコードも動き出しているようだ。しかしなにを書くか決定するのに1ヶ月かかると全体で3ヶ月かかるので、やはりなにを書くか決まった状態で2ヶ月、という見積もりだろうか。1ヶ月だと相当簡単なタスクでないと終わらない。

溜まったメールの読み書きなど。それだけで1日が終わりそうである。最近東京に行ったときに色んな企業の人と会っているのだが、基本的には情報交換か共同研究の打診(どんなデータがあってどれが出せそうかとか)かインターンシップ/就職のお願いである。たとえば来年の(海外)サマーインターンシップに行きたいと学生の誰かが思ったら、いまのうちから準備しておかないといけないので、そういう準備もする。言ってすぐ行ける人は稀でなので、行きたい人は早めに相談しておいてもらえると(つまり「海外に行ってみたい」と常日頃から言う)助かる。

Microsoft Research (シアトル)は自分もM2(M1の終わり)のとき MSR に応募して落ち(というか連絡がなく)、D1(M2の終わり)のときに応募してようやく行けたし、@mhagiwaraさんもGoogleインターンシップは1年目は応募したのに連絡がなく、2年目はトントンと決まったそうだし、羽鳥さんも MSR のインターンシップは今年2回目の挑戦で行けたそうで、海外でインターンしたいなら、博士に進学することと、1回くらい無反応でも諦めず挑戦し続けること、が大事なのである。(そのためには、M2くらいで一度応募したほうがよい。行けても行けなくてもモチベーションが上がる)

言語処理学会のニュースレターで知ったのだが、松本研 kmurakami さんたちによる言論マッププロジェクトが今年の言語処理学会念じたいかいの最優秀発表賞を受賞したらしい。めでたい。今年修士を卒業した @megumi_eさんも若手奨励賞受賞。松本研からダブル受賞である。乾先生のプロジェクト管理能力がずば抜けているのだろうと思う。自分も id:takehikom さんの10年間の研究室活動を振り返るを読んで考えるところあり。(他の発表賞の方々は毎年着実に研究成果を積み重ねられていてすごい。自分も常連になれるように努力しないと。というか、ここ数年言語処理学会年次大会で発表していないのだが……)

あとNAISTでの成果ではないが@smdaskさんも「Wikipedia の記事構造からの上位下位関係抽出」の論文で2009年度の言語処理学会論文賞を受賞されていた。松本研で特別研究生をされていた間に書かれていた(自分の斜め向かいの席だった)ので、非常に苦戦して書かれていたのを思い出す。ああいう産みの苦しみは研究には必要なんだなぁ、とつくづく思う。

最近コードを書く欲求はそれなりに満たされてしまっているので、論文を書く欲求を復活したいところである。自分は年3ヶ月だけ論文を書きたい気になるので、それをうまくたぐり寄せるのが大変なのである。(今年はまだエンジンかかっていない) 子どものころも、夏休みの最後の1週間から宿題を始めたり、どうせ最初の1週間はすぐに宿題を出せと言われないだろうと高をくくって1日になってもまだやっていたり、三つ子の魂百までと言うが、あのころから変わっていない……。今年も夏休みは半分終わってしまったが、これから夏休みの宿題をやりたいと思う (汗)