研究計画書を書いたり書かなかったり

NAIST は事務の方々がいろいろと研究費の申請書の細かいところまでチェックしてくださるので、助かる。内容に関するコメントではなく、事務的な部分のコメントだが、そういう細かい書類書きが一番不得意なので……。あるときは万円で研究費を入力させておいて、別のところでは千円で入力させ、逆にすでに申請書に書いてある情報をさらにウェブから入力させられたり、「ムキー!!!」という感じである。Twitter などを見ていると今年の3月で博士号を取得したばかりの同期の人たちも研究活動スタート支援に何人か出しているようで、心強いものである。

1つでも自分で取ってきた研究費があれば割と自由に使えるのだが、いまはなりたてで研究費の支援もないので、なかなか難しいものである。そもそも恐らく夏休みまでは仕事に慣れるのが精一杯で、研究費をもらってもなにもできないし、ちょうどいいと言えばちょうどいいのだが……。

他の学生さんたちの動向も見てみると、学振特別研究員も今日が提出〆切のところもあるようで、みなさんがんばって書いているようである。偉いな〜。研究計画書を書いて論文ができるというわけではないのだが、自分の研究の全体像を意識して個々の研究を進めるのも重要であり(「こんなネタおもしろそう」ばかりでは、木を見て森を見ず、の研究になる)、いろいろとアイデアを膨らまれるのも(慣れてくると)おもしろい。

しかし4月の着任以降、ひたすら研究計画書を書いているか、勉強会/研究会/着任講演の準備をしているか、あるいは学生さんのもろもろのこと(マシンのセットアップから研究相談まで)をしているか、時の経つのは早いものである。今日も研究計画書が16ページから17ページになろうとしていたところをぐっと減らして15ページに抑えたところである。これで収束するといいのだけど……(書こうと思えば20ページでも書ける気がする)

そういえば今日は勉強会が17時開始で終わったのは20時。昨日一睡もしていないので体力的にふらふらだったが、議論は勉強になったので、がんばって最後まで出てよかった。 エフォート(全仕事時間を100%として、なにを何%やっているか書く欄がある)を計算するとき、勉強会に出る時間も当然計算に入れたのだが、自分の大学の仕事のエフォートは30%だった。逆に言うと、大学で研究も教育も積極的にしなかったら、慣れてきたら仕事時間は1.5日で終わる程度なのかもしれず。masayu-a さんはお子さんが産まれてしばらく週24時間勤務にしていたそうだが、週24時間ということはエフォート60%ということかな。学生から教員になり、自分の知らない仕事がこんなにあったのか!と思うことが多々あるが、もしかするとまだ気がついていない仕事が2倍くらいあるのかもしれない……。

はてさて、一応今週で研究費の申請関係は一段落(次のピークは10月)なので、研究計画書を書く時間は実験しましょうか。今年もなにか実験しないと、勘を取り戻すのに時間がかかりそう。