朝方生活と快適睡眠の秘訣

月曜日の午前11時が公聴会であり、午前9時には奈良のホテルまで迎えに行かないといけない都合上、金曜日から朝方生活になっている。夜12時前に寝ると朝7時にすっきり起きられる。やはり普通の生活をするのがいちばんいいのか……。(最近夜に電話をする時間も早めているし)

そういえば、自分は過眠気味なのだが、不眠気味の人も含め、寝付きや寝起きに不満がある人は、

快適睡眠のすすめ (岩波新書)

快適睡眠のすすめ (岩波新書)

を読まれるとよい。人間はどういうときに睡眠に落ちるか、どういうときに目覚めるか、ということをいろんな角度から比較検討しており、研究成果もたくさん載っていて(そういう意味では大衆向けではないかもしれないが)、そこから逆算して、どのようにすれば簡単に睡眠できるか、という方法が書いてある。自分はこの本を読んでから、寝付くのに5分以上かかることがなくなった。Amazon の書評も非常にこの本に好意的だが、どれも納得。新書だが内容に過不足がなく、自分もいくつか睡眠関係の本を読んだ(中学から高校にかけて寝付きが悪かった)が、これが一番よかった。

不規則な生活というと

午前3時の無法地帯 (1) (Feelコミックス)

午前3時の無法地帯 (1) (Feelコミックス)

が最近読んだ本の中でおもしろかった(これまた生駒ジャパンブックスで表紙買いした本だ。全3巻)。NAIST 周辺では、普通の本屋(たとえばイオンの中の本屋)にはなくて、ビレッジヴァンガードの中に置いてあったりするのがアレだが……。内容を紹介文からコピペすると

イラストレーターを夢見るももこが就職したのは超多忙なパチンコ専門のデザイン事務所。言動がヤクザ的な営業マンや夜中に脱いじゃう男のデザイナーなど、社員はかなり個性的。徹夜続きで家にも帰れず…。充満するタバコの煙のなか、女子力は下がる一方でふと思う…『あたし、なんでここにいるんだろう?』。

という内容で、午前中でも普通に社内にいる同僚、納期前に男性女性関係なく泊まり込みで漫画喫茶のシャワーを使って生活する日々、すごくつらい(し新人で合わない人はすぐ辞める)けど慣れてくるとなんだかこれも悪くないなと思うような、なんかヤクザな仕事というのが大学院生生活と似ていて楽しく読める。

絵柄もかわいくてついつい読んでしまうのだが、なんとなく羽海野チカの作風に似ているのでアシスタントでもしていたのかと思ったら、どうもそういうわけでもないらしい(ちなみに上記の本が処女作のようだが、絵柄も安定していて初単行本には見えないくらい完成度が高い)。妻曰く、「昔 ICU で働いていたころ、あたしこんな感じだったよ」という話なのだが、確かになんとなく想像できる……。

仕事する「女子」という意味では

働きマン(1) (モーニング KC)

働きマン(1) (モーニング KC)

も、出版業界で働く女性とその周辺を、安野モヨコらしく力強くたくましく生きる姿を描いた作品で、修士のころは新刊が出る度に買って読んでいたのだが、4巻を最後に出なくなってしまったので、残念である。