楽しめる歴史の勉強とはなにか

ランチの時間に「歴史の授業はどんなだったか」という話題で盛り上がる。中国史はどの皇帝がいつからいつまで在位していて、どの皇帝がいい皇帝でどの皇帝が悪い皇帝か、そういうことを記憶するのが歴史の授業だそうで、これはあまりおもしろくないね、ということでみなさん一致。

ではどういうのがおもしろいかというと、なにがあったか、ではなくなぜ歴史がそうなったか、というのを考えさせる授業だそうで、たとえば試験でも穴埋め問題を解かせるのではなく、出来事を示してどうしてそういうことになったのか、理由を述べさせるような試験をするべきだ、とのこと。まあ、最低限の事実を押さえる必要はあると思うが、それを押さえたら確かにそういうストーリーとか歴史的な共時性とかを学んだ方が楽しいと思う。

すごいのは NHK スペシャルみたいな感じで番組を作って見せるというもので、さすがにそれはお金がかかるねえ、とこれもみんなの意見が一致(笑)

しかし色んな国出身の人がいて、それぞれの国でどういう歴史を習ってきたのか聞くとおもしろい。何世紀から自分たちの歴史が始まっているか、みたいな。日本はけっこう歴史の古い国だと思う。これは誇ってもいいんじゃないかな?中国は別格として、亡んだり、場所を変えたり、支配されたりなどなどされる文化はよくあるが、他の地域ではこの規模で昔から今まで文化がずっと継続しているのはあまりないんじゃなかろうか。