京都発の最終新幹線に乗って

今日は勉強会で久しぶりに進捗報告だったので徹夜。というか、徹夜すると捗るなぁー。そういうことではいけないのだろうが……。でもやはり一段落すると眠気が来るところが年なのかもしれない。

近大の非常勤は今回で講義終了。あとはひたすら演習だそうだ。学生はすごく真面目で、グループワークなのだが、ふざけるときはふざけているが、割としっかり課題に取り組んでいる。そのためばしばし質問も(それなりにちゃんと勉強している感じのものが)来るのであまり気が抜けない。自分の感覚からすると、自由行動なんかになったらもう外に出て行って帰ってこなくても全く不思議ではないのだが……。最近の学生はちゃんと勉強するようになったってこと?

それで、最近読んだ

就活のバカヤロー (光文社新書)

就活のバカヤロー (光文社新書)

を思い出した。これ、前紹介した転職は一億円損をすると同じ人が書いている本で、目次からして秀逸なのだが、

第1章 就活生はイタすぎる(「こんな漢字も書けないのか」
学生の「自己分析」はイタすぎる ほか)
第2章 大学にとって「就活はいい迷惑」(現在の大学が抱える「ジレンマ」
徹底支援、熱血支援と言うけれど… ほか)
第3章 企業の「採活」真相はこうだ(新卒採用担当者のお仕事
企業の採用戦略はこうやって決まる ほか)
第4章 インターンなんてやりたくない(いつの間にか就活の一部となった「インターンシップ
企業の本音は「やらざるをえない」 ほか)
第5章 マッチポンプで儲ける就職情報会社(就職情報会社の顔ぶれ
就活、採活を牛耳る「陰の支配者」 ほか)

ということで、就職活動に関する全関係者をめった切りにしている。第5章は前書と内容は被っているが、あとのところは初出なので、読むと笑える。個人的には第4章の「インターンなんてやりたくない」というところが気になったのだが、アメリカ型のインターンシップに関しては別に異議を唱えているわけではなく、日本型インターンシップというか、1日だけ企業に呼んで少しセミナーするだけで「インターンシップ」と呼んだりする、そういうのが批判の対象だったので、肩すかしを食ったような感じではあった。

まあ、最近は就職活動関係の本を読むのもいい加減飽きてきたのだが、こういう外野から就職活動のバカさ加減を描いた本を読むのはおもしろい。(就活するほうだってバカだと思ってやらないとやってられないが、まあ博士課程を出た人の就活は、それ以外の人の就活とは全然違うようなので、本当に「外野」もしかすると「観客」のまま終わってしまうかもしれないが……)

高の原まで送るのは無理ということで、なんとか研究室にいた katsumasa-y くんに高の原まで送ってもらって京都発の最終新幹線に滑り込む。エクスプレス予約でいつも予約しているのだが、エクスプレス予約の発券のためのパスワードを忘れてしまった(より正確には、誕生日でも電話番号でもない数字を書いたのに、勝手に意味不明の数字で初期登録されてしまったまま、その数字を書いた紙をなくしてしまった)ので、いつも窓口で発券してもらっている(学割を使うとすると、いずれにせよ窓口に行かないといけないし)のだが、今日はそれをしていると新幹線に乗り遅れる可能性があったので、EX-IC で。乗り換え時間ほとんどないのに最初カード忘れたかと一瞬焦ったが、無事見つかって乗り越めた。なんで Suica とか Pasmo とかカードこんなに乱立しているんだ? 使いにくいことこの上ない。