Advanced/W-ZERO3[es]について

今日はよく電話がかかってくる。

Advanced/W-ZERO3[es] という PHS を使っているのだが、この端末はいわゆるスマートフォンWindows Mobile 6 が動くので Windows のような使用感……と言いたい所だが、ときどきフリーズするとか再起動しないと動作がもっさりするとかそういうところばかり似ている。結局画面が小さくてメール作成と少しウェブを見るくらいにしか使えないので、あまり嬉しくない。IMAP+SSL が使えるので GMail も学校のメールも読み放題なのはよい。あとは外から Twitter を読んだり書き込んだりするくらいしか使い道がない……(Mixi だと書き込むのが大変なので読む気がしない) キーボードはかなり打ちやすいのでぷちぷち入力できるのに、惜しい。

もっとも画面の大きさが携帯電話サイズという制約があると、フルキーボードを活かせる場面というのはほとんどなくて、最初からキーボードを諦めて賢い予測・補完入力ができるようになっていたほうがいいと思う。タッチパネルになっているのは意外と便利なので、画面は小さくキーボードもなくていいから、タッチパネル機能を携帯電話につけたら流行るかもと思った(もちろんタッチパネル機能はオフにできるように)。

携帯電話として見たときは、電話しているとなぜか音がどんどん小さくなるという怪現象のため、ときどき音を上げなければならず、使い勝手が悪い。あと NAIST 周辺は電波の入りがよくないのでときどき音が切れたりするのが腹立たしい。他の2台の PHS ではここまでひどくなかったので、この端末の問題なのだとは思うが……。

あと他の PHS はだいたい USB ケーブルさえあれば充電できるのに、この端末は ActiveSync が動かないと充電できない(つまり充電用の USB の口だけついたアダプタとか、もしくは Mac を持っていても充電できない)という致命的な問題がある。ActiveSync を使ってほしい気持ちは分かるのだが、なんでこういう作りにするのか意味が分からない。Windows があっても ActiveSync が入っていなかったら充電もできないので非常に困る。先日「PC の電源を一旦切って USB に接続、その後 PC の電源を入れる」という方法だと ActiveSync なしでも充電できることを発見したので、ようやく USB ケーブルだけでも充電できるようになったが、これ Windows が起動しているときしか充電されない(スリープに入ると充電が解除される)とか、本当になんでこういう仕様にしているのか担当者を小一時間問い詰めたい

最近アカデミックパックが出たせいか Advanced/W-ZERO3[es] を持っている人をときどき街中で見かけるようになったのだが、本当にみんなこれを便利だと思って使っているのだろうか?! 個人的にはかなり疑問である。