ペーパーワーク

新年度ということでいろいろ書類書き。

虎視眈々と狙っている人はもう知っているだろうが、新年度の募集もすでに出ているようで、M2になった人でドクターへの進学を考えている人、もしくはすでに博士後期に進学した人は全員応募することを検討してみてはいかが?

分野ごとの応募者数に応じて傾斜採用されるので、応募する人数が多い分野は採用人数も多くなり、自分がもらえる可能性も上がるので、少なくとも情報系の人はもっと出しまくるくらいでいいような気がするのだが……(人文系の人は TA/RA なんて雀の涙くらいしかもらえないので、これ以外に資金源がないため、博士後期課程に進学する人はかなりの人が出す)

4月D2になった人で去年出していない人も、今後アカデミックな分野に残ることを考えると自分で研究計画書を書かないといけなくなるので、いまから練習の気持ちで書いてダメ元で出して評価をもらう、というのは勉強になると思う。

初めて書く人は昔書いた文書でも参考にしてもらえれば。基本的にはすでに通った人の申請書・研究テーマを分析すると勘所が分かってくるというか。傾向と対策みたいで、こんな学振に特化したローカルなことするんなてせちがらい話だけど、一応読んでくれる(分野外の)人に合わせてプレゼンテーションする方法を変える練習台という意味ではそこまでせせこましい話でもないので、当たるも八卦当たらぬも八卦の気持ちで。

上のページからの引用:

自分の場合は大学院に入学したときから博士後期課程に進学するつもりだったので、最初から学振に応募するつもりでした。NAIST情報科学研究科は博士後期課程の学内進学は修士2年の4月上旬に最初の試験があり、早々とドクター進学を決めましたが、 4月の下旬くらいになると「業績もないし出しても落ちるだけだし、推薦書書いてもらうの頼むだけでも悪いし」と卑屈になって指導教官にも受けるのを辞めようかと思っている、と伝えたことがあります。

すると指導教官は、「研究計画書を書くのも勉強になるし、DC1 はそこまで業績なくても研究計画書がうまく書ければ通ることもあるし、出してみたら。推薦書は喜んで書くからあまり気にしないで」と言ってくれたので、それなら少しがんばってみようかな、と思い、全部で8ページある研究計画書を埋め始めました。

書くのはたった8ページなんだし、一応全国大会で4ページ書いた論文があると思って最初はコピペ から始めたのですが、書き始めてみるとこれが難しい。 1週間で終わると思っていたらずるずるとかかり、結局1ヶ月近く格闘していたことになります。

「業績ないから」なんて尻込みしないで、書いて出すのが経験のうち。通る人が出すのではなくて出す人が通るのです。