Microsoft Surface

マイミク熱い男(chriswhite)さんのところから、Microsoft Surface。確かにこれはすごいな。

iPod touch/MacBook Air とかのマルチタッチを見るとこういう操作をするプラットホーム作るのは簡単に思いつきそうだが、2人で同時に操作したりできるのはおもしろい。いま単純にマウスを2つ PC につなぐと1つのポインタを2人で同時に操作するようになるのだが、2人で同時に操作できるようになるとインタラクティブ性が一気に増す。学会発表なんかでも質問者が「前のほうのスライドにあったと思うけど……あーそれじゃなくてもっと前、いや、そこ、少し後ろ」とか言わなくても、マイク持ちの人が黙ってワイヤレスのポインタ渡せば操作できる、みたいな使い方もできるだろうし。

情報教育で1人1台 PC が行き渡らないところだと、キーボードとマウスを握っている子ども以外は見ているだけでほとんど関心を示さないそうだが、複数マウスをつないでそれぞれのポインタが独立に動くようにすると、子どもは俄然 PC に興味を持つらしい。プログラミングと似ていると思うんだけど、自分が操作したらなにか反応してくれる、というのは子どもに取ってすごくおもしろいことなんだと思う。特にまだまだ1人1台コンピュータが買えるなんて少数の裕福な家庭・社会・国・地域だろうし、こういう小さな技術だけど少しずつ技術を浸透させて世界を変えていくってのは重要なことだと思う。

ちなみにマイクロソフトはそういうふうに貧困を俺が解決してやろう、とか、みんなの暮らし方を技術で解決してやる、とかいう信念を持って行動している人が割にいたりするので、すごい会社だなあと思うのであった。まあ、それがおせっかいに感じる人もいるわけだが……。

あと、社名だけ隠すと別の会社に置き換えても成り立つような気がするのだが、片方は「いつもおせっかい」「悪の権化」というような形でとらえれて、片方は救世主みたいな感じで歓迎ムードってのは不思議だ。確かにインタフェースみたいな部分を過去の互換性を顧みず一気に変えてしまったりするか、できるだけ使いやすいように改善してユーザが触る部分は特にものすごく作りこむのかといった違いはあるが、人って自分が触るところが気持ちよくなっていると、それ以外に関しても許容するようになるのかもしれない。