IJCNLP初日

自分は朝シャワー浴びる人なのだが、ここのホテルは Hot の蛇口を捻っても水が出てくるので冷たい水でシャワー。一応三ツ星ホテルと書いてあったが、値段も6泊7日で3万円なので、そんなもんかと思って諦める。ryu-i さんの部屋と隣でどうも水周りは共通なのだが、ryu-i さんも水が出るらしい。お湯でないせいか水質のせいか、それとも空気汚染のせいか(ハイデラバードはインドでも有数の大気汚染地帯らしい)、シャワー使っても髪の毛がパサパサ。なんなんだー。jia-l さんと shuya-a さんはぬるいけど水じゃない、shimpei-m くんはちゃんとお湯が出る、という話なので、部屋によるのかもしれないが……。

今朝も tuk-tuk (三輪タクシー)で3つに別れて会場に向かう。ホテルから会場は12kmしか離れていないのだが、30分くらいかかるみたい。我々は3台に別れているのだが、1台だけ3人乗らないといけなくて、「体の細い人は3人で」ということで、ずっと jessic-r さん・ryu-i さんと自分の3人で移動していた。昨日は道中2,3回止まって残りの2台が来るのを待ってから行く、ということを繰り返していたのでちゃんと3台同時に着いたのだが、今回は自分たちの車だけ先に着いてしまったみたいで、会場の建物入り口で待ってるのだが、待てど暮らせど来ない。タクシーの運転手が「もう着いたからお金払ってくれ」という感じで(でも英語通じないからヒンドゥー語で)まくし立てられるので、仕方なく先にお金払って帰ってもらう。続々と知り合いも含めて人が会場に到着して、aramaki さんが「shuya-a さんたち校門で降りて歩いて来ていましたよ」と教えてくれたので先に中に入ることにする。あとで聞いたら彼らも30分くらい自分たちのことを待っててくれていたようだ。申し訳ない。中まで入ってくれたらよかったのだが、こちらの会場初日だったし仕方ないかな……

朝は Aravind Joshi の Keynote トーク。Penn Discource Treebank という談話関係(つまり文と文の関係)のタグ付けを行ったコーパスプロジェクトの話。この Aravind Joshi という人はこの界隈では超有名人のおじいちゃんで、もう80歳くらいかな? IJCNLP も今回は名誉会長みたいな肩書きで来ていた。実はこのコーパスの話、2年前の COLING-ACL のチュートリアルで3時間みっちり聞いたので、これも聞かないでよかったかも……。このチュートリアルで話していた Bonnie Webber という人が今回自分の発表セッションで議長(タイムキーパーしてくれたり、会場からの質問を促したり、質問がなかったら代わりにしてくれたり)を努めてくれるそうなのだが、こんなところでつながりがあるとは奇遇である。

口頭セッションでなにを聞くのかは昨日プログラムをもらったのでだいたい決めていたのだが、今回はプログラムにアブストラクトが書いていないので、タイトルと話す人だけでどれを聞くか決めなくてはならず(いや、一応論文集の CD-ROM もらっているので本文参照すればいいんだけど……)、いまいち。とはいえ1日中隅のほうでひっそりとスライドと論文直しつつ聞いていたので、他の人みんなからあとで「初日ほとんど見なかったけど」と言われたり……。会場はなぜかエアコンがんがん聞いているので体調もそんなよくなく、コーヒーブレイクの場所も今回はすごく狭くて(人混み苦手なんで)籠もっていた感じ。

本会議の会場はさすがに無線が使えるだろう、と思って来たのだが、チュートリアル会場はともかく本会議の会場も無線 LAN 使えないのは勘弁してほしい。「インターネットにつなげる部屋があります」と午後にアナウンスがあったのだが、そこは有線ケーブルがないと接続できないし……(これまで参加した会議で無線が使えなかったことはなかったので、有線 LAN ケーブルは持ってこなかった)。会場で使えると思っていたのでホテルで使えるかどうかはあまり気にしなかったのだが、誤算であった。

お昼ご飯は昨日と同じ感じでビュッフェ形式のランチ。カレーがやはり5種類くらいとフルーツ・アイスなど。カレーけっこうおいしい。自分はココナッツカレーみたいな少しクリーム色したカレー(チキンが入っている)が好き。羊肉の入った真っ赤なカレーもよい。ほうれん草使ったカレー、真緑色で味はカレーなのだが、これは普通。トマトのカレーとか汁っぽいカレーはそんな好きじゃなかった。まあ、毎日違う種類のカレーが5種類くらい置いてあったので、好き嫌いは別にして非常に楽しめた。shimpei-m くんと shuya-a さんは毎日カレーを3,4周、デザートを2,3周していた(よくそんなに食べられるなあ、と思ったが、自分もおいしいカレーは2回もらいに行ったりした)が、それくらいしてもおかしくないくらい食事には満足。shuya-a さんはホテルの朝食が合わないようで朝食ほとんど食べないから、お昼しっかり食べないと倒れそうな気がする。

午後のセッションも自分は午前と同じような感じで聞いていたが、セッション終了後は自分は発表が2日目なので帰って発表練習したいので、jia-l さんと ryu-i さんの3人で帰る事に。残りの人は会場で組んでくれている無料のツアーに参加して帰ってくるそうだ。harendra-b さんがいなくてあの三輪タクシーとの交渉ができるか不安だったが、なんとかそれなりに交渉して無事帰り着く。今回は180ルピー。だいたい行きが150、帰りが(道路がものすごく混んでいて渋滞するので)180くらいが相場みたい。

夜は3人でホテルのレストラン。会議中1週間の中で最も落ち着いて食事できてとてもよかった。メニュー見ても分からないのでとりあえずカレーっぽいところから2つ、お米を1つ(3,4人分)、タンドリーっぽいところから羊肉を1皿。うまい。自分は牛肉はよほどおいしいのでないとあまり好みではないので基本的に鶏肉を頼むのだが、羊肉は癖になりそうである。まあインドでは選択肢的には羊、鶏、野菜、少しだけ魚、終わり。みたいな感じで牛も豚もないので、鶏肉以外で肉を注文したかったら羊しかないのだが……。

さすがに3日メール読まないとそろそろ不安になってきたのでホテルで無線がいくらか聞いてみたのだが、1時間で120ルピー(400円)、24時間で340ルピー(1300円)だそうで、24時間も使うかなあと思ったし、逆に24時間で頼むと4,5時間つないでしまって寝不足になりそうだったから、1時間アクセスできるカードを購入。しかしぼったくりに近い。1時間あれば十分かな、と思ったら、メール読み書きどころかそもそも読み終わらず。お金もそんなに換金していないし、こんな値段払うのも馬鹿馬鹿しいので、今回はアクセスできないものと思って寝る。