発表練習

昼に10年くらい前松本研究室で海外学振研究員として滞在していたことがあるという研究者の人(いまはフィンランドで教授らしい)の人が来た。松本先生からも最近研究でやっている研究をデモしたりポスターで話したりしてほしいという話だったので、ryu-i さんと2人で述語項構造解析の話をしてみたり。

「うどんのコシがいい」の「コシ」ってなんですか、と聞かれたのだが、これは英語でどういえばいいのやら……。どういう感じか一生懸命説明したら分かってくれた。「この表現は憶えておいて今度ラーメン食べるときに使ってみるわ。役に立つアプリケーションね!」って言ってくれたりして(笑)

夜は機械学習の勉強会。yotaro-wくんが

を読む。なんかよく分からなかった……。と書くと yotaro-w くんが彼の blog に概要を書いてくれることを期待 :-)

もう M1 の人の研究中間発表が来週に迫っているようで、hideharu-o くんが発表練習する。M1 の中間発表は発表10分質疑5分なのだが、専門分野外の人が聞きにくるので、難しい用語は使ってはだめとかいろいろある。松本先生は「Viterbi だけでは分からないからせめて Viterbi アルゴリズムと言わないと、それだったら Viterbi 知らなくてもとにかくアルゴリズムだということは分かるから」とコメントしていたり。

他の学生からも(といっていま想像していた集合には ryu-i さんも学生の中に入っていたが……)いろいろコメントが。構成に関するコメントもあれば誤字や表現に関するコメントもあれば、けっこう出てくるものだ。いつもこれくらいちゃんと発表練習とコメントがあるといいんだけど、定着するのかなあ。

修士のころは「ページ入っていないと質問しにくい」とか「ここは用語が統一されていないので分かりづらい」とか細かいことしかコメントできなかったけど、段々内容や構成(10分に収めるには重複する部分をまとめたり削ったりしないと収まらない)に関するコメントもできるようになってきた。いろいろ他人の発表自体や発表に関するコメントを聞くことによって気がつくようになってきたというのもあるが、これまでは「こう直した方がいい」と思っても「M1 の自分が思っているのは間違っているかもしれないし、自分のアドバイスで変えて悪くなったらどうしよう」と思ったりして言わなかったりしたのだが、良くも悪くも開き直ってきたのかな。いまでも松本先生や ryu-i さんがいるからコメントして間違っていると(コメントを)直してくれると思うので気楽に言える、というのもあるのだけど、自分一人で学生指導したりすることになっても同じようにできるようにならないと、と思って練習のつもりでコメントしている。

そろそろ東工大JAIST との合同研究会の季節なのだが、今年は NAIST修士の人は全然話さないのかな? 去年の M1 の人は4人も発表したのだが、今年はいまのところゼロ。自分も M1・M2 のときやったけど、M1 だったら中間発表で話す内容をポスター形式に直すだけでいいので、ドクター進学する予定の人は出してみては。まだ受付中 :-)