面接試験

少し体調がよくなかった(寒い中歩いたせい?)ので夜まで部屋で『ビル・ゲイツの面接試験』を読む。話としてはマイクロソフトの入社選抜や社風の話が前半、後半はパズル面接の問題と解説。

個人的には前半がおもしろく後半はあまりおもしろくなかった(同じ種類のものを聞いたことがないパズルは片手で数えられるくらいしかなかった)のだが、Amazon.co.jp でついているコメント見ると評価は二極端、前半がおもしろいと言う人と後半がおもしろくて前半が退屈だと言う人と。

前半部に関して、Google の社風とか入社試験が特殊だと思っていたが、なんか Microsoft とほとんど同じなんだなということが分かった気になる。いまも Microsoft が創業当初と同じ選抜しているかどうか分からないけど、ここも離職率が低くて有名らしい。

後半部のパズルはそういう意味で(書き方も不親切だし)微妙だったのだが、丁寧な解答(例)がついているのはおもしろかった。答え1つ見つけて満足して解答読んだら3通りくらい書いてあったりする。パズルは寝っ転がりながら読むとそんな考えなくても解ける(と言いたいが5分くらい考え込んでしまったものもある)問題ばかりだが、これ面接の場で言われたら緊張してすらすら出てこないかもなあと思ったりもする。コンサルとかの就職試験こんなのやっていると聞くけどこんなのでなにか分かるのだろうか? こういうパズル、答えを知っているかどうかで決まってしまうようなものは論外として、どういうふうに考えることが要求されているか知っていることが有利になったりするのもどうかと思うのだが、優れた人材を逃すことよりもだめな人材を採ることを回避したいという目的には合致しているのかも。

実はこの本に出てきた問題のアプレットを増井さんが前作っているのを見て、こんな本があるのかと思っていたところ、先日 ryu-i さんたちと古本屋に行ったら発見したので購入したのだった。読むの少し遅かったけど……。上記アプレットのように、同時に追いかける系の話は紙で読んで頭の中で動かしたりするのが久しぶりだったので、新鮮であった。