ビール

最近 nozomi-k さんがいないと ryu-i さんと結託して飲んだくれていたりするのだが、普通の店だとあまり飲みたいお酒が置いていない。

そもそも自分は大学入った当初は酒を飲まない人だったが、そのうち付き合いくらいでは飲むようになったので、飲めないというよりはそこまで積極的には飲まないといったほうが正確であるが、ベルギーでいくつかビール飲ませてもらってからというものの、ときどきベルギー産のビールを見つけて買ってきて飲むことは好きになった。(日本のビールはどれも同じようなものなのでどれでもいい)

なんでビールかと少し考えたのだが、よくよく思い出すと高校生のころ内田百輭の随筆にはまっていて、ちくま文庫から出ている随筆を片端から読んでいったのだが、そこ(確か『阿房列車』シリーズのどれか)でビールがうまい、どの酒よりもうまいと連呼されていて、それが刷り込まれてしまっているからのような気がする。(明治時代にビールが入ってきたばかりのころで、まだビールは高級酒扱いだった) とりあえずビールが飲めることにしておけば、日本酒とか焼酎とか無理やり注がれたりすることが防げるという理由もあるが……(日本酒や焼酎が飲めないわけではないが、無理やり飲まされるのが嫌なのだ) ちなみに自分の天邪鬼というか偏屈な性格は、6割以上内田百輭の影響である。

実家では両親がクリスチャンなので誰も酒を飲まないし、父が全くアルコールを分解しない人で、それを受け継いだ長男と三男はアルコールのにおいを嗅ぐだけで頭が痛くなる、というような人たちなので、実家にいたときは酒の瓶も缶も見たことがなかったが、今度帰ったら一番下の弟とビールでも飲んでみようかな?