三軒茶屋

今日は高校時代(将棋部)からの友人 K 部と会う約束をしていたので三軒茶屋まで。昔世田谷(豪徳寺)に住んでいて、三軒茶屋までは自転車で20分くらいだったので、ときどき来たことがあるのだが、店がけっこうたくさんある町。自動車の教習のときこのあたりを走ったこともあるのだが、道が狭い(1車線)上に自転車路上駐車しまくり、しかも歩行者が山のようにいるので運転する側はとて#も怖かった記憶がある。

行ってみると果たして K 部だけでなく U 原もいたのでびっくり。U 原も高校時代からの友人で、実は学部の研究室も同じだったので、都合10年くらい同じ環境にいたはずなのだが、ちょうど留学していた時期に重なっていたせいか、それとも彼が理Iで自分が文IIIだったせいか分からないが、あまり一緒にいたおぼえがない。自分は哲学はもういいやと思って大学院で外部に出てしまったが、結局彼はそのまま進学して哲学を続けているのでさすがだと思う。

哲学の大学院生としての話をいろいろ聞いてみたが、U 原も学振が取れなかったら官僚(文科省)になろうと思って国家公務員試験も受けていた、と言っており、なんかみんな考えること同じなんだな……。昨日は大学の同級生と話してみんな似てると思ったが、高校でもみんな別々の場所にいるのに同じことを考えていて不思議な感じ。もともと似たものが似たところに集まるということか?

K 部からは「受ける仕事は民事が多いし、勝ち負けは関係なくクライアントの人に信頼して納得してもらうことが重要」「法廷の外で9割勝負が決まる」とかおもしろい話を聞く。裁判事になったらよろしくお願いします ;-)

夜は K 部の新居に押しかけて飲んだり。広い部屋ねえー。面積にすると NAIST の寮の4倍はあるよ……。

U 原には文科系(自分が知っているのは哲学と言語学だが)の教育制度や学問を維持するシステム(学会発表とかジャーナルとか)について常日ごろ思っている不満点をいくつか言ってみたのだが、やはりある程度分かっている(文科系のシステムの中でまさに研究者の卵として活動しているし、理科系のシステムも科学哲学専攻なので知識として知っている)ので話がしやすい。まあ彼に対して言うだけではなく、もっと実際にシステムを変えられる位置に立って、粛々とやらないといけないと思うのだけど。

時には昔の話をしたり旧交を温めたりするのもおもしろいものだ :-)