学生支援機構

一昨日の送別会でも話題になったのだが、日本学生支援機構奨学金の第一種は平成16年度から教育職などの免除職に就いたときに返還が免除される規定がなくなって、在学中の学業・研究業績が優れた人に対して免除されることに変更になったのだが、なんか過程がよく分からないし、どれくらい免除されることを期待していいのかも分からない(だからあまり奨学金に手をつけられない)。

先日知ったところによると NAIST情報科学研究科は1学年200人(修士と博士併せて)くらいいるのだが、第一種の奨学金を受けているのはそのうち約1/3の70人だそうな。でもってそのうち30%が免除対象者で、うち1/3が全額免除、2/3が半額免除になるらしい。免除対象者の割合と、全額免除および半額免除の割合は平成16年度認定結果の概要に書いてある割合とほぼ一致するので納得だが、NAIST ではけっこうな人が第一種奨学金を受けているのだなと知って驚いた。大学院生全体では1/4くらいの人が第一種奨学金を支給されている(東大の理学系研究科でも修士は1/4くらいの人しか受けていない)ので、それからするとかなり高い割合。NAIST が手厚い保護を受けているのか、それとも NAIST に来る人は東大と比べると経済支援を必要とする人が多いのか、他にも理由はあるかもしれないけど、両方関係しているのかな。

takash-n くんの話では、OIST 組は学生の身分だけど実は給料を月12万だかもらっているらしいので、来年の M1 にはそういうところもアピールして後輩に来てほしいと宣伝していた。若い優秀な人にお金出して研究の裾野を広げるってのはけっこう重要だと思う。研究費を別にすると一人年間300万も出せばよろこんで研究に打ち込むのなら、安い買い物なんじゃないかなあ。