ゼミナールII

NAIST では M1(修士1年) の学生は11月のうちに1回中間発表をすることになっており、今日はその1回目。全 M1 が発表するため、発表は週2回90分ずつ3つの会場に分かれて開催しても丸1ヶ月かかる。

発表は学生番号順なのだが、学生番号は名字の五十音順になっているので、中間発表初日の今日は名字が「あ」で始まる人たちから。

松本研からも今日2人が発表になっていたのだが、その2人の発表は(どちらも内容はかなり一般向けに作り直したようだけど)2週間前の研究会発表で聞いていたので、自分は比較ゲノム学・論理生命学といった情報生命系の人たちの発表会場に行く。

トップバッターはラスカルさん。プレゼン資料の文字が小さくて読めなかったが内容もまとまっていた。落ち着いた声も好き。やりたいことは明確なので、今後予想される問題点について分かっている範囲で説明があるとよかったかも(とはいえ予備的にでも実験していないと分からないので難しいかな)。

そしてラストは mizu さん。今日いちばん分かりやすい発表だった(少なくとも文字はいちばん読みやすかった)。発表の前半は音情報処理論Iで勉強したことをかなりコンパクトにまとめていたが、あの授業取ってない人にはとてもいい導入だったのではないかしらん。具体的にどういうことをするのかは今後次第だろうし、これからの研究の大きな方向性を示すという意味では成功だったと思う。

他の人たちの発表もどれもおもしろかった。松本研の M1 の間では論文紹介の人は一人もおらず、他もそんな感じかなと思っていたのだが、他の研究室の人たちの発表を見ると論文紹介の人もけっこういて、なかなか楽しめた。そもそもまだ右も左もよく分からないのにどんな研究をするか発表しなさいというのも無理難題という気もする。先週の機械翻訳勉強会では hideto-k さんが論文紹介のためにプレゼンテーション資料を作ってきて説明していて、論文は手許になくてもよく理解できた(気になった)ので、こういうふうにコンパクトにおもしろい論文の内容を噛み砕いて説明するというのも大事なことだと思った。