科学技術インタープリタ

古い話題だが科学技術インタープリタというものの育成が始まるらしい。

あと1年とは言わないが2年これのアナウンスが早ければ、まだ科学史・科学哲学の研究室にいたかもしれない。なんとなれば自分にとって科学史とか科学哲学にいたのは現実的にはそういう仕事をしたいと思って行っていたわけだし。(実際は全然知識が及んでいないのだけど。特に NAIST に来てからだけでも知らないことだらけすぎだと思うことしきり)

自分でよく好んでつかう喩えなのだけど、科学者とか研究者というのは農業でいえば農家の人であって、小さい農村なら産地直売でもいいのだけど、野菜や果物の種類が多種多様になり、消費者の嗜好もさまざまになったいま、この例でいえば八百屋もしくはスーパーに当たる人が必要である、というわけ。科学技術インタープリタという名前はどうもいまいちだが、言わんとしていることは同じことだ。

でもやっぱり千里の道も一歩からだよなあと思った。