間違うのは一時の恥 間違わないのは一生の恥

今回も席は一番前に坐って恥をかいたわけだが、これにはこれで利点がある。当てられて間違える人を見て「なんだ、あいつあんなことも知らないのか」と内心笑うのはむしろ分かっていない人で、基本的に「指されると偏差値が20下がる」(数字はもっと大きかったかもしれないが、これは代ゼミで英語を教えている西先生の言葉)ので、冷静に考えて当たり前のことでもけっこう間違えてしまうのだ。つまり、いつも指されて正しい答えを返す人は、指されないで正しい答えを頭の中で言う人より20偏差値が高いと。(この推論間違ってますが気にしないように)

自分はなにも勉強熱心だから一番前に坐るわけではなくて、後ろだとスライドやホワイトボードが見えないといった即物的なものや、前に人がいると集中できないといった精神的なものもあるが、一番重要なのは指されて間違えるとそこで覚えるということである。講師の人が誰かを当てようとするとさっと下を向いてしまう人、ある回答が正しいか間違っているか挙手を求められたときに上げない人、それはもったいない。せっかくの間違うチャンス(= 賢くなるチャンス)を捨てているのだ。答えに確信があるときは挙げようが挙げまいが、指されようが指されまいが自分の勉強にはならないのでどうでもよくて、むしろ確信がないときにこそチャレンジするべきだと思う。

とはいえこういうスタイルが合わない人もいるので、そういう人は地道に努力するのがいいのではないかな。