台湾周遊記6日目・台中テクノロジー

朝Andreaに駅まで送ってもらって今日は台中に。

台中での目的は Taiwan Gentoo ユーザ会の ebuild 開発リーダーをしている Palatis に会うことだったのだが、彼は大学生で昼間は用事があるらしいのでこちらも台中の自然科学博物館に行く。

駅から直接だとバスがあるのだが、駅からホテルまで歩いて10分くらいなので、とりあえずチェックインしたいのでまずホテルに。行く道道電気店があったりパーツ屋があったり、なんか台湾の大動脈とされるだけある町並み。自然科学博物館がこの地にあるのもうなずける。

結局ホテルに着いて一息着くと、バスに乗るのもなんだなと思って雨の中30分くらい歩いて博物館に到達。ここで見たかったのは古代中国のテクノロジー。医療(鍼灸)とか天文学とかいろいろ古代中国の技術がどうだったか解説されていてすばらしい。昔使われていた乗り物とか精巧な水車とか実物大で再現されているのは圧巻。日本でもこういうふうに紹介する場所があればいいのにねえ。

ここなら1日ごとに違う場所聞きに行って3日はいられる、と思ったが、夜は Palatis が来るそうなのでバスで駅まで移動。お互い顔を知らないで駅の反対側で待っていたらしく会うまで一苦労だったが、お互い PHS と携帯持っていたのでなんとか出会えて感激もひとしお。

会ってみると彼はまだ大学1年らしくかなり若々しい。台湾は Mandrake ユーザが一番多いらしいが Gentoo ユーザもたぶん200人くらいいる、ということでがんばっているらしい。そもそも自分より英語ぺらぺらなのでなんだと思ったら、実は昔上海でアメリカンスクールに行っていたらしい。道理で。そんなに英語できるんだったら本家の Bugzilla でもっと発言してよ! と要望したら、分かった、そうする、と納得してくれた ;-)

夕ご飯は台中の食堂で食べたのだが、メニューが分からない(中国語だから漢字見れば分かるのもあるが、半分以上分からない)ので説明してくれる? と頼んだら、全部がんばって英語で説明してくれた。うれしい。

台湾ではそもそも文字の入力には注音(ちゅーいん)という方法で入れるらしく、日本でいえばキーボードにかなが刻印されているかのごとく注音記号が刻印されていて、普通はこれを使って入力する、ということを教えてもらった。大陸では併音(ぴんいん)というシステムを使っていて、日本で中国語を学ぶとこの表音体系で学ぶのだが、台湾では小学校くらいでこの注音を学んで、これを使う(逆に言うと併音は習わない)らしい。卑南の博物館で読めない文字で書かれた解説文がいっぱいあったが、全部注音記号で書かれていたものだったそうだ。へー

Gentoo 開発者になれるならなりたい、ということだったので、それはこっちからお願いしたいことだよ、ということで日本に帰ったら開発者に推薦しておくことを約束。いろいろ話して楽しかった。