下鴨神社・上賀茂神社

2日目はじゅんくんとやすこちゃんと合流して下鴨神社上賀茂神社周り。

熊野神社前(というか普通に京大病院前だと思うが)で合流することにしたのだが、連休初日ということで京都駅から清水寺に行く一行と方向が同じになるらしく、バス3はい分くらい人があふれ返っている。運良く2台目に乗れはしたのだが、朝の山手線並みの混雑模様で、しかも渋滞のおまけつき。普通に「バスがもろ混みで~」と言ってもいいくらいの状況で遅刻しまくってしまった。すまん。

なんだかんだと京都市内はバスで移動するのが便利なようで、下鴨神社へもバスで移動。途中出町柳で降りて、有名な和菓子屋というところできんつばと豆餅を買ったり。けっこうこういう雰囲気の商店街は好きかも。やすこちゃん曰く「『三度目の京都』とかいう本にはきっとこの商店街のこと載っているよ」ということだった。マニア向けの商店街らしい。

下鴨神社へは鴨川を横断して移動。通路の玉砂利がさくさくと心地よかった。どうやら下鴨神社は縁結び・子育ての神社のようで、それと知らずじゅんくんと2人で縁結びの木についている鈴を2人で鳴らしたので、どうやらじゅんくんと縁結ばれてしまったらしい。

境内はたまたま神式の結婚式をやっていたようで、新郎新婦に神主などなど一族郎党が行列をなして行進していた。神前の結婚式を見るのは初めてだったのでおもしろかった。ちなみに行く前旅行の4日間のうち3日雨という予報だったのだが、この日も不思議な天気で、ちょうどきつねの嫁入りしていた。

もともとのプランではこれから歩いて上賀茂神社に移動する予定だったが、せっかく市内バス一日乗車券も持っているし、それほど時間に余裕もなかったので、バスで上賀茂神社に移動。上賀茂神社世界遺産なのだが、じゅんくんとやすこちゃんは「世界遺産になったからって喜んでいるのは馬鹿じゃんねえ、日本の山は里山なんだし、世界遺産になったら外来種の駆除もできなくなるよ」なんて話をしていた。それもそうだ。

上賀茂神社もお参りして、みんなで絵馬をいろいろ鑑賞して楽しんでいたのだが、今日は天橋立に到着しないといけないので、ちょっと時間を気にして移動。いったんじゅんくんやすこちゃんとは別れて京都駅に行き、チケットを買うのだが、人の列で買えない。がんばって空いているみどりの窓口を探して右往左往したのだが、買おうとしていた便にじゅんくんとやすこちゃんが間に合わないという連絡を受けて、1時間遅い便を取る。宿にも遅れる旨連絡入れて一安心。ちゃんと夕食は取っておいてくれるそうだ。ちょっと店で紅茶ゼリーパフェでも食べながら一服する。

京都から天橋立へは特急で行けば2時間ほどで着くようで、暗くなって周りは見えなかったが車内で遊んだりぶたまんやしゅうまいを食べたりしていたらあっという間に到着。宿へはバスで20分。明るいうちに到着したら天橋立に沿って汽船が出ていて船で行けたようだが、汽船は帰りに乗ればいいよね、ということで納得。

旅館は着いたのが多少遅かったので食事も遅れて別室だった。しかしこういう旅館に泊まるのも何年ぶり、たぶん最後に泊まったのは高校のときで、合気道同好会の夏合宿は東海大学と合同で混ぜてもらってやるのだが、そのとき以来だ。思えばあのときの合宿は S 々木がスーファミを持ってきてみんなでスト2ばっかりやっていた気がする。トルコ風呂はこちらです、という看板を見て、自分はそのときトルコ風呂のなんたるかを知らず、トルコ風のオリエンタルなお風呂のことだと思ったので、M 上に「あっちにトルコ風呂あるから行こうよ」と言ってなぜか白い目で見られたりしたのが懐かしい。その後トルコ風呂には行かず普通の風呂に行ったら男湯と女湯を間違えて入っていた大学のおねえさんのはだかを目撃したけど(目的達成?)。

はてさて、みんなでおいしいご飯も食べて、あとは温泉ですよ、みなさん。前々から泊まるところは温泉あるところにしてくれー、と希望を出していたので、意気悠々と温泉へ。ここは成相寺という西国三十三カ所音霊場の一つに数えられている寺の近くでもあり、成相観音温泉という温泉が出ている。温泉の素が入っていたかどうかは定かではないが、露天風呂で温度もちょうどよくてゆうゆう羽を伸ばした。こんなに大きい風呂に入るのは、代ゼミの寮でチューターをやっていたとき以来。あのときは仕事が終わったあと風呂掃除をする代わりに、銭湯くらいの広い風呂を独り占めして入れたのだ。広い風呂は泳げるし寝っ転がることもできるし、気分いい。

他に誰もいなくてじゅんくんと2人だけだったので、隣で入っているやすこちゃん・しのちゃん・しゆちゃんに声をかけて混浴にしよう案があったのだが、さすがに男性が女風呂に乱入するとまずいので思いとどまった。あとで彼女たちに聞いたら「こっちには他のお客さんがいたから呼べなかったけど、こっちからそっちに行こうかとは思った」と言っていたので、呼べばよかったか。宿主の人とお風呂から出たあと多少喋ったのだが、「男湯女湯なんてのは双方の合意があれば好きに入っていいよ」ということだったし、混浴ならじゅんくんががんばって隣の女湯の露天風呂をのぞこうとする必要もなかったと ;-) このグループはどういうつながり? と訊かれたので、「みんな予備校がいっしょだったんです」と言うと、予備校が一緒なだけで7年も続くなんて信じられない(しかもいっしょだったのって数ヶ月なんだけど)、驚いていた ;-)

風呂から上がって部屋に戻ると女性陣は布団の上で転がっていたのでまぜてもらう。ごろーんと寝るとしゆちゃんが上に乗ってきたので、順番にしのちゃんとじゅんくんまで乗ってきたり。苦しいー、暑いー、とうめいていたが、みんなどいてくれないのでぐったりしていると、そのまま寝てしまっていたらしく、起きたらじゅんくんとやすこちゃんが飲み物を買いに行っていて、しゆちゃんはすでに寝てしまっていたらしい。

そういうわけで、しゆちゃんを起こさないように窓際に移動して4人で喋る。そのうちやすこちゃんが「しのちゃんマッサージしてあげるよ」(やすこちゃんはいま鍼灸師・気功マッサージ師として働いている)ということでマッサージ。じゅんくんもときどきマッサージするらしく、2人でありとあらゆるところをマッサージしまくっていると、しのちゃんも最初は「あン……そこやめて……熱い……」なんて悩ましげな声を上げていたが、次第にぐっすりと寝てしまった。そのうちじゅんくんも揉み疲れてしまったのか、しのちゃんにかぶさるようにして寝てしまったので、2人にちょっと上から布団をかぶせて、しのちゃんをマッサージし続けるやすこちゃんと久しぶりにいっぱい喋る。最後にいっぱい喋ったのは留学前なので、実に3年ぶり。それも一対一で喋ったのはもっと前なので、これまで知らなかったことをいろいろ聞いていると、今日も午前4時になったので、ばたんきゅー。やすこちゃんもこの才能うまくプロデュースすればもっと花開くと思うんだけどなあ。