drobbins

さらには drobbins まで……。

などと書いているとどうも開発者がどんどん去っているやばいディストリビューションだという印象をどうも外部に与えているようだが、誤解のないように書いておくと、drobbins が引退するのは前からの話だし、さもありなん、という感じではあった。寝耳に水だったのは seemant だけ(だってその数時間前までほいほいバグ潰していたし、やる気がないようには見えない)で、iggy とwoodchip も驚きはしたが本業が忙しくなったなら仕方ないね、という印象だった。

drobbins が最終的にやっていたのは releng (リリースエンジニアリング)だけで、思い出したように何回か創業者権限(?)で Portage のコードをいじったりしていた(もう Portage は carpaski 一極集中ではなくチーム開発体制になっているので、チームじゃない人がいじるのは稀) のだが、ebuild 自体をいじっているの見ると「あれ、drobbins コミットしているんだ」と不審に思うくらい活動はしておらず、releng 自体もこれは前回から zhen が引き継いでやっていて非常に zhen が優秀なので、心おきなく去る、といった感じだろう。そういう意味ではコミュニティベースになることがはっきりするので、むしろ歓迎することのように思われる。

他の辞めた開発者にしても、drobbins に対する zhen のように、あとを埋める開発者がいるから安心して任せて辞める、というような感じなので、seemant以外は組織の新陳代謝があるだけで、やばいやばいと騒ぐほどにはやばくはない。Zynot が分裂したときと比べると、現象としてはちょっと辞める人が重なって変な時期にいっぱい辞めてしまったね、というだけのことのように思える(seemant 以外は)。ちなみに前から月に1人くらいは辞めていたので、今月は4人だが、そんなに極端というほどでもない(seemant を除くと3人)。来月も今月と同じくらい辞めたらさすがに危険領域だと思うが……。

というわけで、seemant 戻ってきてくれ~。

ちなみにいま個人的には Gentoo をメイン環境から外すとなると、次の候補は

  1. Mac OS X
  2. Windows 2000
  3. FreeBSD 5.x

の順。(実はあまりコンパイルしたくない)