研究力

本日付の日経新聞朝刊に、大学工学部の「研究力」なるもののランキングが載っていた。実はけっこうランキングを眺めるのは好きなので、ふむふむと読んでみる。曰く、

  1. 大阪
  2. 奈良先端科学技術
  3. 東北
  4. 東京
  5. 東京農工
  6. 早稲田(理工)
  7. 東京工業
  8. 慶応義塾(理工)
  9. 名古屋
  10. 京都

らしい(実際は60位まで記載されいているが省略)。

こういうランキングは順位だけ一人歩きする可能性があるのが危険でもありおもしろくも(?)あるのだが、実際にランキングの算出に使用された評価基準がどういうものか、とか、どのように数値化してランキングをつけているか、とか、そもそもなんでこの評価基準を使おうと思ったのか、などと考えるとなかなかおもしろい。

選びようによって簡単に順位は上下したりするが、どれだけもっともらしいランキングを保持したまま、インパクトのある結果を導き出すか、といったような……(おおっと) もっともらしくないと、読んだ人に印象づけることができないので、理屈づけが重要。

とはいえ、この結果に対するいわゆる有識人のコメントが、いずれも、「このランキングは当然、時代の趨勢」といったものであったことのほうが意外であった。もっとも、両方のコメントとも産学連携寄りの意見なので、全体の意見がそう見えるよう(日経側で)操作しているのかもしれないけど。