Wジュリエット

少しずつ弟が買い足しているのを読んでいたが、とうとう完結。1巻から12巻までほとんど(というかかなり)駄作であったが、12巻以降最終巻まではかなりよい。ここだけ読めば名作だと思うのだけどなあ。そもそも設定の都合上、主人公たちが卒業間際になるまでストーリーに関係するイベントが盛り上がらない、という致命的な制約があったので、仕方ないといえば仕方ない。そういう設定にするな、という気もするが、この著者はこれが最初のシリーズものであり、花とゆめでは新人作家は

  1. まず1話完結の話を書かせて反響を見る。反響がよければ次のステップへ
  2. 続きを膨らませて3話くらい書かせてみる。反響がよければ次のステップへ
  3. 1巻完結くらいの分量で書かせてみる。反響がよければ次のステップへ
  4. 1巻完結の話を数冊書き、反響がよいようならシリーズ化

みたいなことになっているようなので、最初ならこんなもんか、と思わなくもない。