Gentoo インストール

Gentoo GNU/Linux をラップトップに入れる。なかなか大変。

というのも、X21 はウルトラベースがないと CD-ROM からブートできないので、フロッピーからブートしないといけないのだが、今回は Linux を reiserfs にしようという野望があったので、reiserfs 対応のフロッピーであれこれしないといけなかったからだ。

最初は Plamoインストーラでなんとかしようと画策したのだが(Plamo 3.x のインストーラは mkreiserfs を持っているしネットワークも使える)、インストーラからなんとかしようとしても wget しかネットワーク経由でファイルを持ってくる方法がないので(URI を調べるために別の PC を使えばよいのだが、LAN の口は1つしかないので切り替えるのが面倒)頓挫。

以前は FreeBSD 上のいわゆる Linux エミュレーションを利用し、FreeBSD 上に Gentoo のファイルツリーを構築してそのまま emerge なんてことができたのだが、最近の Gentooglibc 2.3.x に移行しているのでどうもうまくいかない。これは新し目の Linux ネイティブのカーネルで起動して chroot するしかないと腹をくくる。

結局いろいろなファイルシステムが読める RIP (Recover Is Possible の略らしい) という 1FD Linux を使い、カーネルのソースだけ FreeBSD 側で取得したものを ext2パーティション上に転がしてコンパイルPlamoインストーラは記憶によれば bzip2 も展開できないし、使っているカーネルのバージョンの関係でごちゃごちゃとエラーが出た気がする(よく覚えていないが)。RIP はネットワークが使えないという欠点はあるが、たいていのファイルシステムの操作ができるので重宝する。

# RIP のカーネルと rescue.gz だとあふれたので同じページの別のカーネルを使ったが

kernel.org のソースで起動することが分かると GRUB を設定したり emerge を始めたり。gentoo.oregonstate.edu や gnukorea.org もそこそこ速いが(以前 ibiblio.org しか使えなかったころは重くて困った)、mirror.gentoo.gr.jp は劇的に速い。それにもまして、mh.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp は涙が出るほど速い ;-)

普段はダウンロードに 5KB/s しか出なくてプロバイダを変えるぞー、なんて騒いでいる自分だが、mh を Gentoo の distfiles 取得サイトにしたら平均 300KB/s 出るので驚き。Gentoo のミラー自体は数ヶ月前からしているのだが、一昨日 hiro くんが第1号利用者となって「はえー」とびっくりしていたわけが分かった。これはがんがん利用するしかない :-)