バックアップ

体力的につらかったが、delmonta さんがノート PC のバックアップをするのにつき合う。昨年末 Knoppix を渡すと約束していたのに結局忘れていたので、罪滅ぼしのつもりだった。

最初 Knoppix だけで片がつくのかと思いきや、Knoppix が起動しない。どうもメディア不良らしい。2枚持っていったのに2枚とも起動しないので、責任を感じる。Plamo のブートディスクならブートするのだが、ftp が入っていないのと、PCMCIA の操作が不明なのでやめる。FreeBSD だと NIC は認識するがこれも ftp コマンドがないのでだめ。最後の牙城として ftp でもなんでも入っている NetBSD を試したのだが、自分で disklabel してうんぬん、と説明したら、delmonta さんが「これは恐いのでやっぱり UNIX USER 買ってきます」と言い残して生協に走っていってしまった。

こちらとしては shnsk さんが愛用している HDD の変換コネクタもドライバーもあるので、物理的に外してディスクからディスクへコピーすればすぐ終わるし、面倒なことを考えなくていいし、こちらの体力的にもそうしてほしかったのだが、どうしてもラップトップを開けるのが恐い、ということでできるだけネットワーク経由でやりたいそうだ。

買ってきた(これも今日が月曜の振り替えでなければ ktanaka 先生がいて UNIX USER が相談員部屋にあったはずなのだが) UNIX USERKnoppix からはあっさりブート。ftp はおろか、だいたいのコマンドは揃っているので便利。root には sudo -s でなるらしい。

scp も入っている、ということが分かると delmonta さんがおもむろに scp -r でコピーを始めたのだが、これはファイル数がたくさんあると究極に時間を喰うので、できれば rsync を使ってください、と伝えたところ、どうも使い方がいまいち分からなかったようなので仕方なく scp でやってもらう(rsyncssh を使うように設定されていなかったので失敗していただけなのだが)。遅い……。

そうこうしていると kei くんと wm3 くんがやってきたのだが、体調絶不良のままぐったり転送が終わるのを待つ。転送が終わったらそれを CD-R に焼いてほしい、とのことだったのだが、転送先のホストに CD-R/RW ドライブがついていないので、転送が終わるのを待ってから設置しないといけないのだった。

延々と待つこと2時間、やっと転送が終わる。SCSI エミュレーションをかける設定は済ませているのでドライブを取りつけて試すのだが、どうも認識されない。なぜかこのホストは shutdown 処理中に固まるので、固まったところでリセットを押すとその度 fsck がかかり、さらに fsck が終わったあとも再起動する、という意味不明な挙動を示すので時間がかかりまくる。

10回そういう手順を繰り返しただろうか。どうカーネルモジュールや設定ファイルを変更しようと認識されないので、これはもしや、と思い電源を止めてコネクタとの接続部分を見てみると、なんと斜めに刺さっている。風邪の影響かモニタを見すぎた影響か、なぜか目が痛くて開かないなか、泣きながらコネクタをまっすぐに刺そうと努力するのだが、刺さらない。これはおかしい、と思って取り出してみると、案の定 CD-R/RW ドライブのピンが1本曲がっていた。これが原因だったか、と思ってせっせと直して刺してみると一発で認識。SCSI エミュレーションもかかり、再起動するまでもなくすぐ焼けた(当たり前だ)。

あとはもう順に焼くだけなのだが、バックアップが全部で 4GB あるらしく、最低でも7枚は焼かないといけないので、テスト書き込みをして1枚焼いたらもう閉館の音楽が。delmonta さんの顔つきからは続きは翌日にしてほしい、という雰囲気だったが、さすがに身体が持たないので(弟からも止められるだろうし、鳴門には身体を直して帰らないと絶対承知せんで、おじいちゃんに伝染したら肺炎で死んでしまうからな、と釘を刺されている)、金曜日に延ばしてもらう。

金曜日にはなんとか終わらせたい……。