発表の前にコメント打ち返す

1月の水曜日は妻が仕事(授業日)なので、午前中は在宅勤務。来週の火曜日が修士論文発表会で、うちは発表会の1週間前に審査委員に修士論文が送られてくるので、送られてきた修士論文を見てコメントをしたりする。

昨年は、審査委員の人数が多すぎた(主査8名副査14名)せいもあるが、副査の分の修士論文を見る時間が取れず、修士論文発表会の最中に午後のセッションの修士論文を見たりしていた(ので、発表会後に PDF を返していた)のを反省し、今年は審査委員の数を減らしてもらったこともあり(主査6名副査7名)、修士論文発表会の前に PDF にコメントを入れて本人に返すことにした。とはいえ見るのに1本あたり30分-1時間はかかるため、4営業日中の1営業日分の稼働時間を確保しておかないといけないので、そこそこ大変ではある。

昼から出勤して、論文読み会と研究会(全体ゼミ)。論文紹介では(3本紹介してもらったが)以下の論文を紹介してもらう。スライド

  • Takuma Ebisu and Ryutaro Ichise. Graph Pattern Entity Ranking Model for Knowledge Graph Completion. NAACL 2019.

最近他の研究室でも知識グラフ(埋め込み)を用いた研究をするようになってきたし、論文の査読でも出てくるようになったし、企業の方からも「知識グラフについて教えてください」と言われることもあるので、少しずつ盛り上がっているのかなと思っている。自分自身は博士後期課程~助教くらいのときは、こういうのに関連した研究の方をしていたので、自分的には興味があるのだが、知識グラフ自体は自然言語処理の中心的な課題というよりは、人工知能やデータマイニング系の話題のような気もする。ともあれ、最近あまり勉強できていないので、今年はちょっとインプットを増やしたい。

研究会は博士後期課程の公開期末評価の練習と修士論文発表会の発表練習。博士後期課程の人は定例の進捗報告を聞いていない(リクエストベースでミーティングを設定)ので、少しディスカッションもあったりしておもしろいのだが、その分修士論文発表会の練習の時間が足りなくなり、翌週の M2 進捗報告の時間を使うことに(汗)来年度は博士号を取れる人にしっかり博士号を取ってもらおうと思っているので、その準備も少しずつ始めないと。