何本も同時に見ると手一杯

土曜日だが妻の出勤日なので上の子を保育園に連れて行ってもらい、自分は自宅で下の子を見る。

とはいえ、下の子も割と寝ていてくれたので、6時間くらい仕事ができ、言語処理学会年次大会の論文を延べ5本添削できた。研究室の新入生の論文はメンターにお願いできる(本当に助かる)し、新入生以外も含めてこれまでの経験上前々から動いている(件数が多いと個別対応できないので、〆切を守れないや守れそうにない人は投稿を見合わせてもらう)のでいいのだが、やはり研究室外の共著論文が悩ましい。結局平日にはなかなか時間が取れないので土日の作業になるし……。今回は2本研究室外の人との共著論文がある(正確には3本あるが、その1本は実質的にうちの研究室のみでやっている研究なので、研究室の中の人と同じ)が、研究室から言語処理学会年次大会に同時投稿する数を考えると、1本が適正な数なのかな。そもそも年次大会に投稿しすぎだという気もするが。

ちなみに今回の投稿件数は10本だが、このうち国際会議(ワークショップ含む)で発表できそうなのは6-7本で、まず年次大会で発表するうちいくつが国際会議に持っていけるか、次にその中でいくつメジャーカンファレンスに持っていけるか、というのが研究室としての生存戦略になっているので、たぶん10本投稿して6-7本国際会議に持っていってそのうち半分がメジャーカンファレンス、というあたりがいまの環境での落とし所だと思う。助教の人がいれば、1.2~1.5倍くらいになると思うのだけど、毎年メジャーカンファレンスにコンスタントに2-3本通せるならそれで十分かな。研究そのものに意味があるというよりは、研究をするという行為で学ぶことがあるのが大事だと思っているので。その中で、歴史の検証に耐えうる研究が出てくればいい(ほとんどの研究は5年もしたら価値を失ってしまう)と思っている。