発表を見てカリキュラム微調整

今日は2ヶ月ぶりに秘書さんの出勤日で、上の子(5歳半)が「今日はパパの大学に行く!」と言って聞かないので、連れていく。妻に下の子の出産祝いもいただくだけでなく、上の子にもお姉ちゃんになったお祝いをいただいたりして、ありがたい。

事務処理はというと、自分が B3 の進捗報告を聞いているうちに(2ヶ月分の処理を)速攻で終わらせていただいて(娘も仕事を手伝っていたようだが、手伝った方が時間がかかりそうな気も?)、自分のチェック待ちで待機していただくことになり、上の子と遊んでくださっていたようで(汗)上の子も「今日もお昼ご飯食べていくよね~」ということで3人でランチを食べたが、娘も「ママとパパと子どもの家族みたいだよね」と言うくらいなついていて、大変助かっている。特に自分も復帰後は大学でできる仕事の時間も少ないし、職員の方々も含めこうやってサポートしていただける方がいるのは本当に嬉しいことである。

そういえば、こうやって手伝っていただくことになったのは、大学のダイバーシティ推進室の予算で、育児・出産した人を対象に臨時職員・TA・RA の支援をしてくれるという制度があったので、上の子が産まれたときに利用してお願いしたのがきっかけなのだが、子どもの数によらずに6期(通算3年)利用したら使えなくなるのは困る、と毎回フィードバックしたところ、最近規則が改正されて、下の子が生まれたらまた使えるように改善していただいた。総額は全ての子どもを合わせて300万円だが、それは合理的な制約なのでよい改善だと思う。

ランチから帰ってきて、少し教職カリキュラムに関する打ち合わせ。教職関係は書類が煩雑・膨大でしんどいし、今年度で教職関係からも手を引きたい(もし継続してやらないといけないにしても、新学科の学生が4年生まで揃う、いわゆる完成年度までのあと1年だと思うが)。

午後は教授会には出ずに B3 の学生実験の中間発表の司会。教授会は出ないといけないのだが、出てもどうせ読めば分かる資料の説明を延々と聞くだけでおもしろくないので(各種委員会や学科会議は、実際に議論をしたり審議をしたりするので、出ていて勉強になるのだが)、それなら学生の発表を聞いているほうが遥かに有意義な時間を過ごせるというものである。そもそも毎年中間発表か最終発表のどちらかは必ず聞くことにしていて、その年の B3 がどれくらい研究に適性がありそうか、ということを知るメルクマールになっている。研究をちゃんとやるというのは当然だが、こういう発表の資料も(助教や TA の人の指導をよく聞いて)しっかり作っていたり、質疑の応答がしっかりしている学生は研究に適性があるが、GPA が高くても研究発表の資料を適当に作る、あるいはそもそもの研究をいい加減にやる学生は、あまり研究には向いていないのである(これを見て研究室に来る学生がどうかということを特に見ている訳ではなく、コース・学科全体の研究能力の底上げをしたいので、どういう風にしたら学部生でどれくらい研究ができるようになるか、ということの改善のためにチェックしている)。

ちなみに娘も学生の発表を聞いていて、「あの人ヒカキン?ねえ、ヒカキン?」と聞いたりしてきて、いやヒカキンじゃないよ、と説明するのに笑いを堪える必要があった。